人生を楽しむおススメの参考書

わたしたちが車を持たないで生活する将来は近い?進化する中国のAI技術は想像をはるかに超える

はじめに

  • 「米中貿易摩擦」
  • 「米中ハイテク覇権の争い」

こういった言葉を聞くと「自分たちの生活には関係ない」といったイメージがどうしても先行してしまうのではないでしょうか?

じゃっきー
実はわたしもそう思っていました。

Kindle Unlimitedで『米中ハイテク覇権のゆくえ』の本を見つけたときには、自分の「世界情勢を知りたい」という興味だけで本書を手に取ったんです。

しかし、本書を読み進めて理解していくと、わたしたちが知らないだけで「米中ハイテク覇権のゆくえ」は自分たちの生活にとても影響していることが分かったんです。

米中ハイテク覇権の真っ只中で双方の企業の多くはイノベーションを起こし、その最新テクノロジーはわたしたちの想像を超えていて、しかももう身近にあった。(イノベーションはなぜ起きるのか?については下記記事をご覧ください。)

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たとえば、本書に登場する中国の巨大企業「滴滴(ディディ:DiDi)」はすでに日本へ上陸し、日本を代表する企業「トヨタ」「ソフトバンク」と提携しています。

そしてトヨタは「ディディ」からライドシェアサービスのノウハウを取り込もうとしているというのです。

本書を読むかぎりでは、日本は米国と政治経済で協力していくことはもちろんですが、隣国の「中国という巨大な市場」もしっかりと視野にとらえて上手く付き合っていくことが重要だと感じられました。

本書を読めば

本書を読めば分かること

「世界の中で”ものすごい勢いで変化し成長し続ける中国”」と「軍事力、情報力、基軸通貨ドル、経済力で中国に脅かされる米国」の攻防戦を伺うことができます。

その中で、もっと身近なところに視点をおとし「わたしたちの生活にどういった影響があり変化が生じているのか?」

じゃっきー
中国の巨大企業「ディディ」の「AI技術と自動車」に目を向けて、少しだけ本書をご紹介できたらと思います。

 

目次

 

著者プロフィール

アメリカと中国の間で繰り広げられる「情報」「ハイテク」「金融」の覇権争いを取材するため、NHKワシントン支局、中国総局、広州支局、報道局国際部、経済部、政経・国際番組部、社会番組部の記者・ディレクターを中心に結成されたチーム。現在も、米中貿易摩擦やファーウェイの5Gをめぐる攻防などを含めて、継続取材を進めている。

引用元:Amazon.co.jp

 

本の内容

  • はじめに
  • 序章 潜入!自動運転開発最前線
  • 第1章 躍進する中国
  • 第2章 反撃のアメリカ
  • 第3章 次世代通信「5G」攻防戦
  • 第4章 ブロックチェーンがすべてを変える
  • 第5章 「一帯一路」に集結する新興国
  • 終章 米中対立の間で迫られる日本の選択
  • おわりに

 

「海亀」が中国を急成長させている

中国が従来の大量生産方式の「製造大国」から、自らが高い技術力を身につけてイノベーションを起こし、より高いモノを生み出す「製造強国」へ方針転換をしているのをご存知でしょうか?

  • 【昔】製造大国 ⇒ 大量生産方式
  • 【今】製造強国 ⇒ イノベーションにより自国で高い技術を生み出し生産する

この「製造強国」を実現させ、中国を急成長に導く原動力となっているのは「海亀(ハイグェイ)」と呼ばれる若者たちだったのです。

海亀とは

海外留学から中国へ帰る人材は「海から帰る」と「海亀」という”単語の発音が同じ”だったことから「海亀(ハイグェイ)」と呼ばれるそうです。

中国のハイテク分野で急成長を支える海亀ですが、彼らを多く輩出している街が米国のシリコンバレーです。

「中国人がいないとシリコンバレーはまわらない」

と言われるほど中国人技術者は多いそうで、彼らを母国へ送り返すことが”一大ビジネスとなっている”とか。

じゃっきー
しかも昨今、海亀が急増し中国の成長を後押ししたのが皮肉にも米国前大統領のトランプだった。

トランプ前大統領は不法移民を敵視する発言を連発し、

  • 米国で学ぶ中国人留学生たちは就労ビザの取得が困難
  • 米国にいた中国人技術者たちは転職でビザの書き換え要件がきびしくなった

そこで、滞在期限がきれる前に「中国へ帰る」という選択肢をとる人が急増したのだそうです。

 

中国の巨大企業「滴滴(ディディ:DiDi)」とは

巨大ユニコーン企業「滴滴(ディディ:DiDi)」

じゃっきー
たった1秒間に300以上の注文が入る脅威のアプリ、中国の「滴滴(ディディ:DiDi)」を皆さんご存知でしょうか?

スマホで車と乗客を結ぶ配車サービスで、5億人を超えるユーザーを持つ巨大ユニコーン企業です。

ユニコーン企業とは高い成長性を持ち、投資対象として有望なベンチャー企業のこと

いわゆる一般のドライバーが自分の車に乗客を乗せる「ライドシェア」の仕組みを提供しています。

この分野の先駆者である米国の「ウーバー」と肩を並べ、わたしたちの生活にも無縁とはいえない存在となっているんです。

じゃっきー
ちなみに日本では「白タク営業」と呼ばれ「ライドシェア」は法律で禁じられています。

しかし、海外における「ディディ」の利用者は世界1000都市で5億5000万人にまでのぼると言われています。

 

どうして「ライドシェア」が広がったのか?

いったいどうしてここまでライドシェアが広がったのでしょうか?

その最大の理由は「タクシーがつかまらない」という”人々のストレスを解消したこと”にあるそうです。

しかも実際に「ディディ」のサービスを使ってみると、「最新テクノロジーを用いた便利さ」と「きめ細かな工夫」がわかってきました。

「ディディ」サービスの便利さと工夫

  1. アプリをタッチして乗車場所と目的地を入力
  2. 高級車、普通車、タクシーなどから好きな車両を選べる
  3. 「呼び出し」をクリックすると瞬時にマッチング
  4. 「到着まで3分」といった待ち時間が表示される
  5. 乗る前にアプリ上に基本料金と距離料金が表示される
  6. 降車時に支払い行為がなく、降りた後に支払い金額が通知され承認により決済完了
  7. さらに料金も安い。
  8. 「乗り心地」評価の仕組みでドライバーへのサービス向上心を植え付ける
  9. ARでアプリ画面に実在の風景にあわせて青い矢印がでてきて「ディディ」車両の乗り場まで案内してくれる

ARとはAugmented Realityの略語で、実在の風景に情報を重ねて表示する「拡張現実」と呼ばれるテクノロジー。

最先端の中国企業「ディディ」の”かゆいところに手が届く”サービスが実現されていたのです。

 

タクシー会社は戦々恐々?

「ディディ」は創業7年で中国のBATに次ぐ注目企業にまで成長している。

BATとはB(バイドゥBaidu:百度)、A(アリババAlibaba:阿里巴巴)、T(テンセントTencent:騰訊)の中国有名企業3社のこと。

「ディディ」らが展開する「ライドシェア」はタクシー会社の客を奪うとの見方もありますが、「ディディ」は多くのタクシー会社に配車管理システムを提供し、タクシー会社をも味方につけています。

北京のタクシー会社は「ディディ」と組んでから”空車率”が改善し、売り上げを伸ばしているそうです。

 

あなたが車を持たなくなる日は遠くない未来なのだ

進化するライドシェア

「ディディ」には自動車業界を揺るがす計画があるといいます。

じゃっきー
それは、ライドシェア(相乗り)を「席単位」にまで拡大するというのです。

今は1台の車に1組の客を乗せていますが、残っている空席を活用して同じ方向に移動する人たちを集めて運ぶ手法をとる。

座席単位計画のメリット

  • 残った空席を利用し、多くの人が移動できる
  • 必要な車が削減できる
  • 道路の交通量が半分になれば渋滞や事故が減る
  • 交通量が減れば環境を改善できる

この計画はメリットも多くあって、さらにサスティナブルな事業計画であるのです。

サスティナブルとは「持続可能な」という意味。 特に地球の自然環境の維持に役立つ事業や開発、自然環境に配慮した行動を表現する際によく聞くようになった言葉です。

本書では、今の車の空間で想像すると”他人と席をシェアするのは抵抗があります”が、空間を広げた車であったり、ビジネスクラスのような仕切りができれば可能かと思えてくると記載されています。

 

ロボットカーが街を走る未来へ

「ディディ」はロボットカーが街を走る未来までを見据えています。

スマホをタップして、家の前まで無人の車が迎えにくるサービスが生まれれば、個人が車を所有する必要はなくなるのかもしれません。

そんな未来を見越して日本の自動車メーカーも「ディディ」に関心をよせています。

じゃっきー
そう「トヨタ」です。

2018年に「トヨタ」と「ソフトバンク」が『MaaS』の展開を見据えて、移動サービスの確率に向け新会社を設立。

実は「ソフトバンク」は「ディディ」に6000億円近くを出資する大株主なのです。

トヨタはソフトバンクを通じて、ライドシェアサービスのノウハウを手に入れようとしているのだとか。

世界的な潮流『MaaS』

2018年以降『MaaS』というキーワードが注目されています。

「Mobility as a Service」の頭文字をとった言葉で、車を所有せず、使いたいときだけお金を払って利用するサービスを意味します。

これからの時代、車は「サービス」として考えましょう。

つまり、自家用車として「持つ」ことよりも必要なときに「使う」ことに焦点を置くというのが、世界的な”流れ”だというんです。

車に対する最近の考え方

  • 日本 ⇒ レンタカー、カーシェアリング
  • 世界 ⇒ ライドシェア

 

中国の巨人「ディディ」は大阪のタクシー業界を変えた

「ディディ」が誇るAI技術の自信

2018年、「ディディ」がソフトバンクと手を組んで日本国内に合併会社「DiDiモビリティジャパン」を設立し、日本に進出しているのをご存知でしょうか?

じゃっきー
とはいえ、日本で「ライドシェア」は現在、法律で禁じられています。

いったいどのような展開を見据えていたのでしょうか?

なんと「ディディ」は日本のタクシー会社と提携し、自社のAIシステムを普及させて配車効率を上げることにビジネスチャンスを見出していたのです。

日本のタクシー営業時間の”6割が空車状態”であることに注目し、

「わたしたちのAI技術で日本のタクシー会社の成長や発展のお手伝いができる」

と「ディディ」は自信を見せたといいます。

 

日本上陸からの快進撃

まずは大阪でサービスが開始されました。

12のタクシー会社の協力をとりつけ、1000台のタクシーを確保したといいます。

「AIによる効率的な配車システム」によってドライバーも「売り上げアップ」に期待。

AIによる効率的な配車システム

  1. 客から注文が入ると、タクシー側システムに「注文が入りました」というアナウンスと画面案内が表示される
  2. 7秒のカウントダウンが始まり、注文を受けるかどうかをドライバーが判断する
  3. 最も近いタクシーがNGなら2番目に近いタクシーへというように、素早くマッチングが行われる

本書では、サービス開始から数か月たったドライバーと客の双方の声をこう伝えています。

ドライバー

便利ですよ。もう100%自分で客を探すことはないですからね。

男性客

なかなかタクシーがつかまらない場所や公共交通機関の本数が少ない場所にいても、呼べばすぐに来てくれる。いまや手放せないですね。

「ディディ」は大阪での利用者数について公開はしていませんが、口コミを中心に広がっている様子だといいます。

2019年に「ディディ」は大阪に加えて、東京・京都でもサービスを開始し、さらに日本全国13都市にサービスを拡大していく方針を明らかにしているという。

 

まとめ

わたしは本書を読んで「米中ハイテク覇権のゆくえを知ったところで遠い世界の話のことだ」と思っていた自分の考えが一変しました。

じゃっきー
現に中国のAI技術は海を越え日本のわたしたちの生活に溶け込み、既にすぐそばにあったことを本書から知ることができて本当に良かったです。

今後も米中ハイテク覇権の争いによってイノベーションが高まることは間違いありません。

そしてイノベーションによって起こった最新テクノロジーは遠い海を越えた国から瞬く間に日本へ広がってきます。

わたしたちは”自分たちには関係ない”と思い生活するのではなく、自分たちにも直結する情報なんだと興味・関心をもって見聞きし取り込んでいくことが重要だと思いました。

今回は本書のほんの一部をご紹介させていただきました。

躍進する中国に対して、米国の焦りや危機感とそれに対応する対策など取材班が実際に足を運んでつかんだ生の情報がぎっしりと本書には詰まっています。

ぜひあなたにも手にとってお読みいただきたいおススメの1冊となっています。

中国と米国の覇権のゆくえにはこれからも目が離せません。

じゃっきー
ではまた。

 

本のおすすめ度

本のおすすめ度は?

米中ハイテク覇権のゆくえ

躍進する中国企業

米国の危機感

怒涛の最新テクノロジー

9

内容

9

読みやすさ

9

初心者向け

9

おすすめ度

 

書籍情報

  • 出版社 : NHK出版 (2019/6/11)
  • 発売日 : 2019/6/11
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