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電力自由化を初心者にも簡単にご紹介『かんたん解説!!1時間でわかる電力自由化入門』【書評】

はじめに

2016年4月から『どの電力会社からでも電気を買って良い

じゃっきー
『電力自由化』になったことを皆さんご存知でしょうか?
  • 電力自由化って何?
  • 電力自由化について知りたい
  • 電力自由化になると私たちにどんな影響があるの?
じゃっきー
こんな疑問が湧いてきますよね。

あなたのそんな疑問を解決してくれる本『かんたん解説!!1時間でわかる電力自由化入門』をご紹介します。

じゃっきー
本書を読めばこんなことが分かります。

本書で分かること

  • 電力自由化の基礎知識
  • 電力自由化への対応策

【本書のおすすめポイント】

  • 一般家庭はもちろん企業や自治体の方々への入門書として最適
  • 専門用語が少なく読みやすい
  • データやイメージ図があり目で見てわかりやすい

 

目次

 

著者のプロフィール

江田健二

  • RAUL株式会社 代表取締役。慶應義塾大学経済学部卒業。
  • アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア株式会社)に入社。エネルギー/化学産業本部に所属し、電力会社の顧客管理プロジェクト/会計システムリニューアルプロジェクト、大手化学メーカーの業績管理プロジェクト/物流システム改革プロジェクト等に参画。
  • 同社で経験したITコンサルティング、エネルギー業界の知識を活かし、2005年にRAUL株式会社を設立。
  • 「環境・エネルギー×デジタルテクノロジー」をキーワードに、環境・エネルギービジネスの推進や企業のCSR活動を支援している。
  • 一般社団法人エネルギー情報センター理事、一般社団法人エコマート運営委員も務める。

引用元:Amazon.co.jp

 

本の内容

  • はじめに
  • 第1章 電力自由化とは何か?
  • 第2章 電力自由化によって何が起こるのか?
  • 第3章 私たちは電力自由化にどう対処したらいいのか?
  • 第4章 電力自由化がもたらす未来
  • おわりに

 

ココがおもしろい!3つのポイントを解説

じゃっきー
今回は私を含めた一般家庭の視点から電力自由化についてお話をしていきます。

電力自由化とは

電力の小売全面自由化

2016年4月からの電力自由化を正確に言うと『電力の小売全面自由化』になったということでした。

これまでの新設の電力会社は、電力を一定の企業などにしか売れませんでした。

じゃっきー
『電力の小売全面自由化』の大きな特徴がこちらです。
  • 一般家庭や個人商店にも売ることが出来るようになった
  • 個人を含めたすべての電力利用者が対象
  • 消費者が自由に電力会社を選択できる権利を持てる

 

日本の「電力の自由化」は遅れていた?

世界各国で積極的に自由化が進められていたのに、日本はあまり進んでいませんでした

それには理由があって、戦後の高度経済成長を支えるために、安定的に電力が供給できる現在の「地域独占体制」は産業の育成にとても効果的だったからなんです。

安定した品質の良い電力供給のおかけで大規模な停電もほとんど起こっていません。

しかし、他のアジア諸国においては「電力事業体制」の基盤が弱く、ひんぱんに停電が発生しているそうです。

じゃっきー
日本に住んでいれば停電しないことが当たり前でも、他の国ではそれが当たり前でなかったのですね。

海外に比べて電力の自由化が遅れているように見えますが、一概に悪いとは言えませんでした。

 

電力自由化が進められた理由

じゃっきー
電力自由化が進められた理由は大きく2つ有ります。

まず一つは

1つ目の理由

日本企業が世界のライバル企業との戦いに勝ち残るには、今までなかった新しい技術やサービスを生み出す力が求められるようになってきた。

「異業種企業」が電力事業に参入することで、別の発送や交流が生まれ、経済全体が活性化されることが重要だという考えが日本にも広まってきました。

もう一つの理由は

2つ目の理由

これまでのように特定の電力会社が独占していたことによるメリットが減ってしまった。

昔は大規模な火力発電所や水力発電所が必要で、大手の電力会社でないとそれらを作れない事情があったそうです。

しかし、最近では「太陽光発電」や「風力発電」、「地熱」や「バイオ燃料」といった小規模な発電設備が増えてきていると言います。

蓄電の技術も発達し、それをコントロールするITもどんどん発達してきたので、電力会社が大きな発電施設を作る必要性が薄くなってきました。

じゃっきー
したがって、今このタイミングで自由化したほうが『非常におもしろい発電の技術につながるのではないか』という考えに至ったのです。

 

じゃっきー
それではここまでをおさらいしておきましょう。

おさらい

  • 電力自由化を正確に言うと『電力の小売全面自由化』
  • 新しい電力会社は一般家庭や個人商店にも電気を売ることが出来るようになった
  • 消費者が自由に電力会社を選択できる権利を持てる
  • 海外に比べて日本の電力自由化が遅れているように見えるが、安定的に電力が供給できた「地域独占体制」は一概に悪いとは言えない
  • 電力自由化が進められた理由は①異業種企業が電力事業に参入することで経済全体が活性化されることが重要、②特定の電力会社が独占するメリットが減ったことが挙げられた

 

私たちにメリットはあるの?

果たして電力自由化は私たちにメリットがあるのでしょうか?

じゃっきー
メリットとデメリットについて見ていきましょう。

メリット

  • 消費者に「選択の自由」が生まれる
  • 新たに生まれてくるサービスの恩恵を受けられる
  • 商品を比較して選ぶのが上手な人は満足が得られやすい

 

消費者に「選択の自由」が生まれる

今まで私たちは電力会社に都合のいいプランを並べられ、その中から選択することをしていました。

じゃっきー
これからは自分たちがどういう生活スタイルで、どういった過程で作られた電気をどんな風に使いたいかをしっかりと考えていく必要があります。

例えば、少々電気料金が高くても太陽光発電などの再生可能エネルギーによる電気を使いたいという意志表示をすることができるんです。

つまり、

  • 消費者自身が自分の嗜好や生活スタイルだけでなく、価値観や信条など様々な基準で会社やプランをできるようになる
  • 消費者が積極的かつ主体的な意思表示ができる時代になる
じゃっきー
というわけです。

既存の電力会社も新規参入してくる電力会社も「お客様の目線に立ったサービス」を提供してくるはずです。

2021年では「長期契約割引」や家族割のようなもの、地域に根差したものなど様々なプランが出ている可能性があります。

インターネットで検索したところ「エネチェンジ」や「価格.com」などでプランの情報を確認できます。

ご興味のある方は一度ご覧ください。

 

新たに生まれてくるサービスの恩恵を受けられる

通信や運輸の自由化と同じで、各企業が切磋琢磨しながらより良いサービスが提供されることになると考えられます。

様々な電気料金プランやメニュー、電気料金とセットになった新しいサービスや商品が生み出されているはずです。

「異業種企業の参入」は電気をある種のおまけとして活用し、自社商品を売るお得なサービスも出てくるかもしれません。

じゃっきー
電気という商品を通して私たち「お客」と企業が身近な存在となっていくでしょう。

 

商品を比較して選ぶのが上手な人は満足が得られやすい

著者はこのように述べています。

スーパーに行ってキャベツを買ったときに、後で実は隣のスーパーの方が安かったと分かっても、それはスーパーのせいではなくて、その店でキャベツを買った消費者の責任です。

商品の品質や価格を比較して選ぶのが得意な人にとっては電力自由化で満足感が得られることも多いでしょう。

 

じゃっきー
続いてデメリットについても見ていきましょう。

デメリット

  • 電力の購入は消費者の自己責任になる
  • 詐欺まがいの悪徳業者が出てくる可能性
  • 「電力自由化=電気料金が下がる」ではない

 

電力の購入は消費者の自己責任になる

これからの時代、良くも悪くも電力の購入については「消費者の自己責任」となります。

あまり気にせず生活をしている人は、新しい電力会社と契約したものの、1年後には「損なプラン」を使っていたなんてことが起こり得るかもしれません。

じゃっきー
現在では携帯電話がまさに大手キャリアや格安SIMとが入り交ざり「お得なプランをどれだけキャッチできるか」という状況になっていますよね。

これは電力自由化でも同じことが言えて、特に”情報のキャッチが得意でない人”には非常に不利な状況になります。

一般的に高齢者やネット環境がない人、情報収集が得意でない人は新しい電力会社や新しいプランに注意を払っておかないと気が付いたら損をしていたなんてことになる可能性が大きいでしょう。

 

詐欺まがいの悪徳業者が出てくる可能性

著者は詐欺まがいの悪徳業者が出てくる可能性を指摘しています。

一人暮らしの高齢者は本人のみならず、家族や社会全体で守っていく必要があります。

じゃっきー
国の機関が電力会社を監視・取り締まる動きが出てくることも考えられるそうです。

 

「電力自由化=電気料金が下がる」ではない

著者は「競争が激しくなって値引き合戦が起こるので、全体として見れば下がる…」と前置きしつつも、このように述べています。

「自由化=料金が下がる」というよりは「自由化によって電気料金が最適化される」、つまり全体的に見れば前よりも適正な値段配分になるといった方が考え方としては正しいかもしれません。

直近の「電力自由化=電気料金が下がる」ばかりに目を囚われるのではなく、

将来の電気料金はどうなるのか?」についても目を光らせておきたいと思います。

皆さんは電気料金の構成をご存知でしょうか?

じゃっきー
まずここで電気料金の構成について確認してみましょう。

電気料金の構成

私は電気料金の構成を初めて知ったのですが、燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金のように知らない言葉もあったので、少し調べるととても勉強になりました。

将来の電気料金の値上がりリスクについて下記に記しています。

電気料金の値上がりリスク

  • 電気料金は原油、天然ガス、石炭などの燃料価格と連動するため、原油などの価格上昇で電気料金も上がる
  • 太陽光発電などの再生可能エネルギーの普及に伴い「価格が上昇する賦課金」は今後ますます家計を圧迫する見込み
  • 電気料金は高騰しないように国の規制があったが自由化によって規制が無くなっているため、災害等を反映して値上げになることもある

電気料金の値上がりや値下がりの変動は続いていきます。

じゃっきー
これからは他人任せではなく、しっかりと明細書も確認する能動的な消費者になるように著者は私たちに呼びかけています。

 

じゃっきー
それではここまでをおさらいしておきましょう。

おさらい

電力自由化における消費者への3つのメリット

  1. 消費者に「選択の自由」が生まれる
  2. 新たに生まれてくるサービスの恩恵を受けられる
  3. 商品を比較して選ぶのが上手な人は満足が得られやすい

電力自由化による3つのデメリット

  1. 電力の購入は消費者の自己責任になる
  2. 詐欺まがいの悪徳業者が出てくる可能性
  3. 「電力自由化=電気料金が下がる」ではない

電力の利用について、これからは他人任せではなく、しっかりと明細書も確認する能動的な消費者になる必要がある

 

電力もアナログからデジタルへ

これからは電力業界もアナログからデジタルの世界にうつっていくと言われています。

じゃっきー
現在はこんな場面を目にする方も多いでしょう。

言われてみると超アナログ?

家庭へ1カ月に1回メーターを検針しに来る担当者がいて

「今月はこれだけ電気を使いましたね」

とメーターを目で見て検針し、電気料金を計算しています。

今までずっと続いてきた伝統スタイルです。

この伝統的なスタイルが今後の技術革新でデジタル化へ大きく進化していくと言われています。

じゃっきー
そこで大事な役割を果たすのが『スマートメーター』だそうです。

 

スマートメーターが電力業界を変える

スマートメーターとは、通信機能を備えた電力メーターのことで、電力会社と消費者間で電力使用量のデータを遠隔でやり取りできる機能が備わっています。

じゃっきー
自宅の電力使用量が定期的に自動で電力会社へ送信されるイメージですね。

スマートメーターはこれからの10年でほぼすべての企業や家庭に導入される予定になっているとのこと。

そうなると電力業界は個人が携帯電話を持つようになったほどの劇的変化をとげる可能性が示唆されています。

電力業界のデジタル化で電力利用に関する情報の流通が爆発的に活性化しそうです。

スマートメーターが普及すると

  • 検針作業がなくなる
  • 「電気使用情報」を電力会社や企業が把握できる
  • 家電制御ができる
じゃっきー
これらが今後起こるであろう大きな変化です。

 

HEMSという新しい概念

スマートメーターが電気使用量の計測をするものだとすると、それを管理・監視するシステムがHEMS(ヘムス:Home Energy Management System)です。

すごいシステムで

じゃっきー
スマートメーターを家電や電気設備とつないで、電気の使用状況を詳細に把握したり、家電を自動制御して節電などが行えるエネルギー管理システムなんです。

現在HEMSの専用機器は20万円程度で販売されていて(※本書作成当時)、

将来的には専用機器が不要になり、最終形態としてスマホへのアプリ化が予測されています。

スマートメーターが計測したデータを個人のスマホで把握し、専用アプリで自宅の家電を制御していくイメージです。

 

消費者は『意味ある節電』ができるようになる

HEMSによって消費者はいつでも電力使用量のデータを見ることができるようになります。

その結果、「もっとムダを減らそう」という意識を持ちやすくなると著者は述べているんです。

毎日・毎時間、電力消費の状況が把握できるようになるので、

この家電はどうもたくさん電気を使っているようだ。
この家電はよく使ってるわりには、意外に電気を使っていないようね。

ということまで分かるので

消費者は「意味ある節電」ができるようになると言われています。

将来的には「家族が消し忘れたエアコンを、外出先でスマホを使って消します。」ということも可能になってくるかもしれません。

今後はそういう技術がもっと一般化し、スマートメーターと家電とスマホがつながるようになっていくでしょう。

あの都市伝説が解決される?!

こんな都市伝説を聞いたことがあるかと思います。

「エアコンはひんぱんに付けたり消したりせずに、ずっとつけっぱなしにした方が実は電気料金が安い」

それが本当なのかどうなのか、エアコンのスペックや部屋の広さにもよりますが、結局はよく分かっていないんです。

しかし、今後はエアコンの使い方で電気料金がどう変化したかを一目で分かるようになります。

はたしてその真相はいかになるのでしょうか?!結果がとても楽しみですね。

 

じゃっきー
ここまでのおさらいです。

おさらい

  • 電力業界もアナログからデジタルの世界にうつっていく
  • 電力業界のデジタル化で大事な役割を果たすのは『スマートメーター』
  • スマートメーターとは、通信機能を備えた電力メーターのこと
  • スマートメーターはこれからほぼすべての企業や家庭に導入される予定
  • スマートメーターの普及により①検針作業がなくなる、②「電気使用情報」を電力会社や企業が把握できる、③家電制御ができる、といった大きな変化がおこる
  • HEMSはスマートメーターを家電や電気設備とつないで、電気の使用状況を詳細に把握したり、家電を自動制御して節電などが行えるエネルギー管理システム
  • HEMSによって消費者は「意味ある節電」ができるようになる

 

まとめ

ある日、YouTubeを見ていたら収入アップの前に固定費の削減が重要だと言われていました。

『固定費の削減』と聞いて家や車、携帯電話はパッと思いつくのですが、なかなか電気料金を選択肢に入れることはありませんでした。

なぜなら、これまでの電気料金は電力会社の地域独占体制であったため、私たちの頭の中で固定費の削減対象となりにくかったからです。

じゃっきー
本書を読むまでは、すでに2016年4月から『どの電力会社からでも電気を買って良い』といった電力自由化の体制になっていたことすら、恥ずかしながら知りませんでした。

これからは電気料金についても固定費の削減対象として視野に入れておくとともに、自分たちの生活や価値観にあったエネルギー施設から電力が得られるようにしっかりと考え、選択をしていきたいと思います。

将来に向けて、電力の利用は他人任せにするのではなく、能動的に関われる消費者になっていきたいものですね。

じゃっきー
ではまた。

 

本のおすすめ度

本のおすすめ度は?

書籍名:かんたん解説!!1時間でわかる電力自由化入門

初心者におススメの1冊

電力自由化について知りたい

電力自由化の基礎が学べる

7

内容

9

読みやすさ

10

初心者向け

8

おすすめ度

 

書籍情報

出版社 : good.book (2016/1/25)

発売日 : 2016/1/25

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じゃっきー
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