オススメの本 看護研究

仕事にやる気が出ない新卒社員や20代社員に向けた仕事が楽しく楽になる10の習慣

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「仕事」と聞くと

やる気がでない、だるい、行きたくない、辞めたい、休日にまで考えたくない

といったネガティブイメージ満載ですよね。

結論から言います。

そんなネガティブイメージを抱くあなたも

本記事を読めば仕事に対してポジティブになり、

本日ご紹介する「10の習慣」が試したくて仕方がなくなります!

さらに記事で紹介する参考書は、私が実際に使用した本で仕事をポジティブに捉え、

やる気をアップさせてくれ、実践で役に立ったモノばかりです。

じゃっきー
じゃっきー
きっと皆さんのやる気スイッチを入れる一冊になると信じています!

本記事で出てくる私がおススメする社会で役立ち仕事が楽しくなる参考書6選!

1 私の20代仕事のバイブル! 入社3年目までに勝負がつく77の法則

 

2 年収1億円になる人の習慣

 

3 中国古典「一日一話」世界が学んだ人生の参考書

 

4 このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

 

5 できるリーダーは、「これ」しかやらない メンバーが自ら動き出す「任せ方」のコツ

 

6 人と違うことをやれ!

 

目次

 

はじめに

仕事嫌だなぁ、やる気がしないなぁ。

私もあなたと同じイメージを常に抱いていました。

いや、まだ時々そう感じることもあります(笑)。

しかし、そんな私も管理職となり、自分の裁量でできる範囲が増え、

  • 「楽しいな」
  • 「あっという間に仕事が終わってしまうな」
  • 「ビクビクすることが少なくなったな」

と感じるようになりました。

このようなポジティブイメージが付いてきたのも、私が私なりに悩み、苦しみ、考え、行動してきたからだと言えます。

じゃっきー
じゃっきー
私は愛媛県出身で現在、兵庫県にて看護師主任として働いている「じゃっきー」といいます。

40歳で、これまで5回の転職をし組織の中で働くことについて考えてきました。

組織の中で働くということは、24時間の内最低8時間、自分の意志とは別に自分がしたくない仕事もこなさなければなりません

通勤時間が1時間とすれば往復2時間、そのための準備に1時間とおよそ1日の半分を「仕事」に費やし縛られることになります。

その仕事が、辛く苦しいものであれば『人生の半分が地獄みたいなもの』ですよね。

実は私も新卒や20代の頃、「仕事は辛い、地獄だ」とめちゃくちゃ思ってました。

じゃっきー
学生の時に、親から守られていたことって、なんて幸せだったのだろうと。

仕事に行きたくなくて、5月の帰省が終わり地元の愛媛から大阪南港に着いた時、

朝日を見て泣きそうになったことを今でも思い出します。

 

私は「この地獄を脱出してやる!」と、もがき、悩み、苦しんで、

その中から生き抜く方法を学んできました

私がどうやってその生き抜く方法を学んだのか?

それは、もがき、悩み、苦しんだ時こそ本を読んでその地獄を越えてきたんです。

自分で本を読んで学びその方法を実践し続けることで、

今やその地獄は薄れ、青空と光が溢れていることが多くなりました

「仕事が辛くて嫌だ。」と思うことは、ほぼ無くなりました

こんな弱くて泣き虫で貧弱な私ですら、そう思えるようになるのです。

じゃっきー
じゃっきー
今、このブログを読まれているあなたなら、きっと乗り越えられる壁です!

絶対です。

私は言い切ります

私は悔しい思いや悩みがあるたびに自分を助けてくれそうな本を読んで、その学びを社会で実践し、悩みを乗り越えてきました。

じゃっきー
じゃっきー
本には先人たちの知恵がふんだんにつまっていて、その言葉や方法に本当に助けられました。

それらの本をご紹介しながら、私がどのように困難に立ち向かい乗り越えていったのかについて述べていきます。

おそらく私と同じような悩みを抱えている方はたくさんいらっしゃると思います。

ぜひ一つの参考にしていただいて、あなたの悩みや困難に立ち向かっていただきたいです。

私の経験が、あなたのお役に立てればこんなに嬉しいことはありません!

では、これよりご紹介させていただきますね。

何卒よろしくお願い申し上げます。

 

1 職場に着く時間を30分早める

職場に着く時間を、30分早める

じゃっきー
じゃっきー
たったこれだけで、あなたの信頼はうなぎ上りです。

嘘でしょ?と思うかもしれませんが、

この方法は、私が経験した「仕事が楽しく楽になる習慣」の中で、今日から実践でき一番確実で最強な方法だと言い切れます。

私が保健師をしていた時のお話です。

新卒であったり入職仕立てであれば、先輩の目に付くのが「出勤時間」です。

私の場合であれば、特に頼んでもないのにいわゆる”お局様”が、私の出勤時間まできちんと把握してくれていました。

保健師の職場では、いわゆる下っ端が先輩より早く出勤し、

掃除をしてポットにお湯を沸かして、先輩が出社すればお茶を入れるのが習慣になっていました。

じゃっきー
じゃっきー
今考えればめちゃくちゃ昭和な職場ですよね(笑)。

もう10年以上も前の話です。

当時の私は、入社当初から早めの出勤を心掛けていたのですが、出勤時間の15分前に出社する2年目先輩がいたんです。

優しい先輩なのですが、早めに来られると本当に新人泣かせです(笑)。

掃除、湯沸かしの業務を先輩にされてしまっている状況でした。

お局様は事あるごとに、「これだから新人は・・・」という言葉や「常識に考えて・・・」という詭弁(きべん)を巧みに使いマウントをとってきます。

→詭弁については下記の記事をご参考に。

私はそれが嫌で嫌で。

反発心が芽生えてしまって、2年目先輩に対しても「余計なことをしてくれるな!」と思うほどでした。

うまくいかないなぁ

と思っていた私は本を読んだのです。

昔の私は何かに行き詰った時にだけ本を読んでいました

その本にどのような内容が書かれていたのかはうっすらとしか覚えていないのですが、「早起きは良い」と学びます

昨今では「早起き」について多くの方が語られていますよね。

年商180億円を稼ぎ出す、(株)アースホールディングス取締役の山下誠司氏は、

著書「年収1億円になる人の習慣」でこう述べています。

 

『早起きは、1億円以上の得』であると。

私は、本に書かれていたことをとにかく実践して試してみるタイプなので、すぐに翌日から実践したのです。

じゃっきー
じゃっきー
当時私は職場から徒歩5分の所にマンションを借りており、8時45分から始業なので8時に家を出ました。

職場につくと誰も来ていない。

電気をつけてポットに水を入れる。

掃除を終えてひと呼吸着くころに、別の係の男性の主任さんが出勤されました。

主任「おっ?めずらしいね。すごい早いやん。」
じゃっきー
じゃっきー
私「あ!はい!(この主任、8:15分になんか出勤してんの?嘘だろ?と別の意味でおどろく)」

といったように、他の人たちがいつ出勤してくるかが見えると、

自分が遅い時間に出てきていたのが恥ずかしくなります

そうすると自分の気持ちに余裕が生まれます。

メールをチェックして、今日の会議資料や外回りのチェックができます。

先輩が来ても、楽々にお茶出し成功となったのです。

ここでポイントなのは、

先輩やお局様にも、なぜか精神的に優位に立てたような気持ちを自分が持てる

のが不思議です。

これは主観的な解釈なのですが、先輩やお局様から精神的優位に立てるのはかなりメリットがあります

コミュニケーションをとるのがなぜか楽になった気がします。

これが1週間続くと自分の周りもなぜか出勤時間が早くなってきます。

さらに主観的ですが、自分が職場を変えたのかなって思えるのです。

そして1カ月も経てば、ただ『早く出勤してるだけ』で、

先輩やお局様はもちろんのこと、他の係の管理職や所属長までが、

最近、〇〇は頑張ってるから』という評価に変わります。

めちゃくちゃ不思議でした。

いろんなところで、「早起き・早出勤の良さ」は伝えられています。

じゃっきー
じゃっきー
これは私だけに起きた例外の現象ではなくて、これを読んでいる「あなた」にも必ず起きます!

この早出勤からすべてがポジティブに動き始めました

ぜひ、実践してみてください。

 

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2 (上司の)意見にはありがとうございます

上司や先輩という生き物は、新人や新入職者といった職場に不慣れな者に対して何かと意見を言ってくる者です。

このことは、あなたもご存じの通りです。

私が保健師で新人の頃5人が同期入職しましたが、4人は女性で私は黒一点でした。

女性社会の保健師です

じゃっきー
そりゃ黒一点がどうしても目につきますよね。

細かく行動を見られており、色々なアドバイスもいただけます。

でも、それと同じくらい嫌み混じりの小言もあります

上司や先輩たちの意見に

「いや、それちゃうし。私の言い分もある。」

と思った時は、少しイラっとして言い返してました。

「でも、それは〇〇でしたので・・・」と。

しかしそんなことを言おうものなら、

さらに小言は長くなり、あげくのはてに別件のことまで出してこられ怒られ始めることもありました

じゃっきー
「何であんなことまで言われないといけないの?」と悔しい思いをしたこともあります。

そこで、仕事をもっと円滑にしたいと思った私は本を読みました。

私が手に取った本はコレです。

入社3年目までに勝負がつく77の法則

 

この本は私が20代で手に取った中でもバイブルと言える神7入りの本です。

博報堂入社、CMプランナーなど、幅広い活躍をされている中谷彰宏氏の著書です。

中谷氏は本書でこう述べていました。

「(上司に)厳しいことを言われるほど、わざわざ叱ってくれているんだな、と感謝すること」

であると。

それを読んだ私は即座に行動し始めました。

職場で上司や先輩が何か意見をしてくれたら、すかさず『ありがとうございます。』を言うようにしたんです。

意見が自分とは違うなと思っていても、はじめは「ありがとうございます」を基本としたのです。

そうやって感謝を伝え始めると、上司や先輩たちともコミュニケーションがうまくいくようになりました。

多少言い訳をしたい場面もありますが感謝を優先しました。

上司や先輩の言うことが全てではないですが、学ぶべきところは多くあります。

感謝を伝えることで、上司たちはまた教えてあげようという気持ちになるのです。

自分の意見は、

上司や先輩から色々学び、コミュニケーションがうまく取れ、お互いの関係が構築されてから、

しっかりと伝えていけば良いのです。

上司や先輩は、どういった気持ちで部下や後輩に意見をするのかをまず考えるのです。

上司や先輩の大部分は、

あなたに教えてあげよう

という一心で意見を伝えてくれます。

また、あなたに意見を言うことで、

(上司や先輩は)自分が嫌な奴と思われるかもしれない、

といった壁を越えて言ってくれているんです。

管理職になった私はなんとなく”コレ”がわかるようになってきました。

そう考えると、自分の意見よりも感謝を優先する方が得策だと私は考えます。

さらに言いますと、上司や先輩からの始めの意見は『理性的な指導やアドバイス』です。

じゃっきー
じゃっきー
理性的な指導やアドバイスからの学びはとても大きいです。

しかし、感謝の言葉ではなく「いや、それは・・・」「でも、その件は・・・」といった「いいわけ発言」をしていたとしたら、

その理性的な指導やアドバイスは、『感情的な怒りをぶつけられる場』に変貌してしまうのです。

「ありがとうございます」で終わっていた穏やかな場所が、長々とした説教と感情をぶつけられる修羅場となるのです。

思考は停止しお互いの関係は悪化、あなたは上司や先輩に恨みすら感じるようになるかもしれません。

生産性はガタ落ちです。

もしあなたが指導する立場であると想像した時どちらがいいでしょう?

じゃっきー
じゃっきー
上司や先輩も同じ人間です。

感謝を伝えられると、気持ちが優しくなり、またアドバイスしてあげようと思います。

『ありがとうございます』の一言が、良いサイクルを作っていくのは必然です。

あなたも、今から『ありがとうございます』と実践してみてください。

まずは自分が変わるのです!

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3 厳しいことを言ってくれる人に出会う

仕事が楽しくしたいのに、なぜ厳しいことを言ってくれる人に出会わなければいけないのか?

一見、逆行しているように見えます。

しかし、この行動は社会人になったあなたには、長期的に仕事を「楽しく楽にする大切な行動」なのです。

社会に出た時に、あなたはいろんな人に出会います。

仕事ができる人も、もちろん沢山いますが、それ以上にこの人は本当に社会人なのかと思うような人も多いです。

私は保健師、大学教員、看護師とおよそ17年仕事をしています。

今までに後述のような「仕事の基本が学べていない人たち」と遭遇してきました。

基本が学べていない人たち

  • 組織での自分のポジションを把握できておらず、仕事の流れを止めてしまう管理職
  • 組織のラインを全く理解せず、別課の所属長へ直訴する平社員
  • 上司に何も相談せず仕事を完結させ、報告後に白紙させられてしまう者
  • 非常識な大学教員

など様々な人に出会ってきました。

じゃっきー
なぜ、このように「仕事の基本や社会人としての姿勢ができていない人」が多く存在するのでしょうか。

それは社会へ出た時に、

できるだけ早い段階で自分の耳が痛くなるような厳しいことを言ってくれる人がそばに居たかどうかである

というのです。

もっと言えば、今仕事ができ仕事を楽しんでいる人は、

社会に出た当初に厳しいことを言ってくれる人に出会い、真剣に向き合った人である

と言えます。

裏を返せば、仕事ができない人は厳しいことを言ってくれる人に出会わなかったか、

真剣に向き合うことがなかった人ということになるでしょう。

じゃっきー
じゃっきー
かといって「自分に厳しく言う人が、そばにいてほしい」と思う人はめちゃくちゃ少ないと思います。

居てほしいと思う人は、余程のマゾヒストでしょう。

私の仕事のバイブルであった「入社3年目までに勝負がつく77の法則」(著者:中谷彰宏氏)ではこう書かれています。

 

仕事の基本ができている人は、自分に対して厳しいことを言ってくれる人に出会った人である。

厳しいことを言ってくれる人に出会うのは、その人の運で、出会えた人は運が良かった。

出会えなかった人は、運が悪かったと同時に、厳しい人を見つけられなかった。

見つけても、しがみついていくことができなかった。

 

私は、自分へ厳しく言ってくる人なんか、できることなら傍(そば)にいてほしくありません。

しかし、運よく出会ってしまったのです。

ただ、出会ったと気付くのは、その厳しく言う人が私の前から去った後だと思っています。

私が出会ったのは、保健師時代の直属上司、大学教員時代の上司、看護師になってからの同僚でした。

じゃっきー
今、思い出してもあまりイイ思い出ではありません。

特に大学教員、看護師の時は。

ただ「過去のこと」になっているので、怒りはほぼ消し飛んでいます。

しかし当時は、理不尽さにはらわた煮えくり返ることも多々ありました。

悔しくて眠れない日々もありました。

それが、なぜ今、自分の力となっているのでしょう?

保健師をしている時は、頼んでもいないのにお局様が厳しく管理してくれました。

一つひとつ嫌みったらしく言われるのですが、

  • 時間管理
  • 上司との付き合い方
  • 仕事に向き合う姿勢
  • 組織の中での働き方

など、社会人の基本を教わりました。

3年も一緒にいるとお局様の思考がわかってきて、一番信頼する上司になっていました

次に、大学教員をしていた時はめちゃくちゃ頭が固くて、自分に甘く部下に厳しい上司でした。

自分は定時に帰るものだから、残された私の仕事量は半端なかったです。

ただ、仕事を完全に任されたので、0から1を作ることの大変さと大切さを学べました。

あと、外回り(企業へのあいさつ)のマナーを学びました

大学教員でも企業連携などで外回りをします。

その際、先方がどういった企業かを頭に叩き込むよう、膨大な資料を読めと強制が入り必死に読んでいました。

すると、訪れた企業では企業説明がとてもよく分かるんです。

私は、その企業がどういった理念で、どんな仕事をして、何を作っている会社かを事前に把握していますから話が進みやすいのです。

「自分(上司)は何もしない癖に。」と恨みながらやっていましたが、

じゃっきー
じゃっきー
いざ企業訪問し面談を行うと、その上司より「ああ、あのことですね。」といった具合に私は理解できていました。

さらに、頭が固い人だから礼儀にも厳しかったです。

  • 名刺の出し方
  • お土産を渡すタイミング
  • お茶を出されてどのタイミングで飲むか

までちくいち指摘されたため、自分で勉強して外回りに望んでいました

現在、私は看護師をしていますが、当時に面談での礼儀を勉強し学んでいますから、

現在そういった場に出ていっても物怖じしません。

おそらく看護師だけをやっていたなら、このような教養を学ぶ場面はなかったでしょう。

じゃっきー
じゃっきー
くしくもこの経験は今にも活かされています。

最後に、今現在進行形の看護師ですが、これは非常に強烈な出会いでした。

まだ数年前の出来事なのでよく話にも出てきます。

その厳しい意見をいう人は同じ看護師だったのですが、私の上司を巧みに利用して意見を言ってきました。

厳しい意見というか、もう嫌がらせでしたね(笑)。

私は今まで保健師、大学教員がメインであり看護師経験は大学卒業後の1年程度しかありませんでした

じゃっきー
ですから、周りの看護師から教えてもらうしかなかったのです。

この人は上からマウントを取って、私の技術不足、管理責任不足を毎回指摘してきました。

当時、私はこの病院を辞めたら、どこにも行き場がないと考えていたので、この指摘が苦痛で仕方なかったです。

じゃっきー
じゃっきー
今なら「もうこの際、副業を本業にする!」と言いそうですけど(笑)。

この看護師からは人格を否定するような酷い言葉もありました

しかし、背水の陣を敷いていた私は

「絶対に見返してやる」

という思いで猛勉強しました。

看護ケア、医療技術、薬の知識、関係法規など「絶対負けるもんか」と毎日勉強したのを覚えています。

2年ほどして、その人は病院を辞め、私に平穏が訪れます。

そして皮肉なことに、その間に猛勉強した知識が今私の基盤となっています

私の持論は前述した通り、

「厳しいことを言ってくれて良かった」と気付くのは、その言われた時ではなく、それに向き合い必死で真剣に取り組んだ後

だと断言します。

さらに

じゃっきー
じゃっきー
「厳しく言ってきたその人」を正当化するつもりは一切ありません。

頑張ったのは自分ですから「そのときよく頑張ったね」とほめてやらなければなりません。

その時はただ苦痛でしかない。

逃げ出したい。

逃げたくても、逃げ場がないと思ってしまっている。

厳しいことをいう人と偶然出会ってしまって、仕方なくても真剣に取り組んだことが、

じゃっきー
じゃっきー
後になって「あの時、頑張って良かった」と思えることがあるということです。

その当時の自分がその状況に置かれ、自分には突破できる試練だと考えて乗り越えた先にあるモノだと考えます。

ここで、間違えて捉えてほしくないことは、

私は、厳しいことをいう人から「逃げるな」と言っているのではありません

むしろ私は、厳しいことを言ってくる人からは「逃げろ!」というタイプです。

特に、マウントをとってくるような相手など、絶対に相手してはダメです。

そんな会社であれば、即刻辞めた方がいいと思っています。

居る価値など無いです。

じゃっきー
じゃっきー
自分には突破できる試練だと思えたのなら挑戦してもよいくらいの考えです。

「運よく出会えた」と、思い返せるモノでなくてはなりません。

今、もしあなたが厳しいことを言ってくれる上司や同僚がいて

「自分を思って言ってくれている」と感じられたり、「腹が立つけど、絶対見返してやる」といった気力があれば、

今、厳しいことを言ってくれる人の存在は『運良く出会えているのかもしれない』と思えて、

少しは気持ちが楽になるのではないかと考えます。

じゃっきー
じゃっきー
世の中には、自分の価値観とは全く違う人ばかりです。

自分に厳しく言ってもらうことも必要な時があります。

厳しさを遠ざけてばかりでは、自分の成長を遅らせてしまう場合もあるのではないかと考えます。

中国古代の思想家である「孟子」はこのように言っています(参考書:中国古典「一日一話」)。

 

徳慧術知ある者は恒に疢疾に存す(とっけいじゅっちあるものは、つねにちんしつにそんす)

徳慧とは立派な人格、術知とは素晴らしい才能、疢疾とは非常に困難であって苦しみ悩むことです。

つまり、

立派な人格と素晴らしい才能を持った人はいつも困難な状況の中で育てられている

ということです。

古代からこのような言葉が使われ「今」を生き抜く知恵として伝えられていたのです。

じゃっきー
じゃっきー
わたしはこの言葉を何度も読み返し「がんばろう」と勇気をもらいました。

人間の成長という点から考えると、

誰にも何も言われることなく育つということは、飛躍的な成長には至らないかもしれません

じゃっきー
じゃっきー
社会人となって若くから厳しい環境に身を置くことで、結果的に大きな成長を遂げることもあります。

個人の価値観は多種多様であり

「厳しいことを言ってくれる人を傍に置く」

なんて自分の価値観に全くそぐわないという人もきっといらっしゃるでしょう

しかし、今、自分は厳しいことを言ってくれる人が居て、

それに対し、日々悩み苦しみ、ときには葛藤している最中の人には、

今自分は荒海の真っ只中で、将来の貴重な経験を積んでいる時かもしれない

という「ひとつの勇気」になり得るのではないかと考えます。

大雨の荒海は必ず止み、静穏を取り戻します

私がそれを経験してきました。

そして、

じゃっきー
じゃっきー
「曇り空の向こうには、いつも青空がある」そう思って生きています。

 

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4 上司を避けない

上司というと、仕事場で一番気を遣う存在ですよね。

報告、連絡、相談をしなきゃいけないと分かっているのですが、一向に気がむかないことがありますよね。

私の場合、相談があるけど何か言われるかもしれないと思うと、逃げ腰になって後回しにしてしまうことも多々ありました

そんな時に限って「アレ、どうなってる?」と質問を受け、どぎまぎして仕事が進んでないことが明るみに出ると

上司

何で早く相談に来ないの

ということになっていました。

私の仕事のバイブル「入社3年目までに勝負がつく77の法則」の著者、中谷彰宏氏はこう言っています。

 

上司は犬と同じです。

逃げよう、逃げようとするから追いかけられる

犬は逃げるあなたを止めるために噛みつくのです。

言い得て妙ですね。

私も今まで何回も噛みつかれました(笑)。

このこと学んでから、逆に上司の懐に飛び込むようになって、噛みつかれることが減りました

私は、仕事の状況でイベントや変化があれば逐一報告をします。

「この情報はいらないかな。」と自分で判断せず、小さなイベントや変化であっても報告しておくと良いです。

また、私は「仕事の状況に、変化なし」を報告しておくことも重要だと思っています。

例えば「先日の件ですが、順調に進んでおります。」と一言伝えておくだけでいいのです。

先手必勝で手を打っておくと「Aさんは、順調にいってるみたいだ。」と安心して任せてくれます。

実際、私も管理職となっていますが「今、〇〇な状況です。」と簡単で良いので伝えてくれると安心します。

反対に、何も報告が来ないと不安になり、報告のない部下(私なら部下の看護師)を探し回ったりしてしまいます。

上司は、不安になると噛みつこうとするのです。

思い切って懐に飛び込み、出来る限り、報告・連絡・相談をこまめに行って、

「アレ、どうなってる?」

を防ぐことが上司に噛みつかれないコツなのです。

 

【上司を避けない まとめ】

  1. 上司は犬と同じです。「逃げよう、逃げよう」とするから追いかけられる。
  2. 逆に上司の懐に飛び込むと、噛みつかれることが減る。
  3. 仕事の状況でイベントや変化があれば、こまめに報告をしておく。
  4. 「仕事の状況に変化なし」を報告しておくことも上司を不安にさせないコツである。

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5 今やっている仕事があなたの特技

あなたの特技は何かと聞かれて、うーんと悩む人もいるでしょう。

「特技なんて何もありません。」という人もいると思います。

私の特技の一つは「看護研究」です。

看護研究とは、その名の通り看護師が行う研究のことです。

じゃっきー
私は、看護研究が元々得意だったのかというと、そうではありません。

学生時代「看護研究なんて二度とすることはないだろう。」そう思っていました。

しかし、大学教員になって、好き嫌いに関係なく使命として毎日取り組んできました。

周りも当たり前のように研究に取り組みますので、別に自分が「研究が特別できる」という訳ではもちろんありませんでした

ところが、私が小さな民間病院の看護師になると、研究をする人など一人もいません。

民間病院にいる看護師にとって、看護研究なんてほとんど未知の領域なのです。

研究のプロばかりの中にいた時は全く気が付きませんでしたが、

別の組織に転職した時、仕事で培った研究の能力は、いつしか私の特技となっていたのです。

私の仕事のバイブル「入社3年目までに勝負がつく77の法則」の著者中谷彰宏氏は、こう言っています。

 

君がやっている仕事が特技なのです

人間というのは、自分がやっていることなど、特技だとは感じないのです。

君自身が、当たり前のように毎日やっていることが、実は別の世界に行けば、すごいノウハウになっていくのです。

自分の会社での仕事を思い返してみてください。

今、あなたの会社であなたの能力は、特別ではないかもしれません。

しかし、違う部署、違う会社、違う世界で、それは間違いなく、あなたの特技になっているのです。

そう思うと、少しワクワクしてきませんか?

あなたの会社や職場で、仕事を頼まれただけで、あなたは新たな特技を身に付ける機会を得ることになるのですから。

 

【今やっている仕事があなたの特技 まとめ】

  1. あなたの会社で培った能力は「違う部署、違う会社、違う世界で」それは間違いなくあなたの特技になっている
  2. 違う仕事を頼まれる度に、あなたは新たな特技を身に付ける機会を得ている

 

6 完成を持っていかない

仕事を完璧にこなしたい。

それは、誰もが望むことでしょう。

上司に注意される前に、仕事を完璧に仕上げておく。

そして、「アレ、どうなってる?」が来る前に依頼されていた資料を提出する。

「Aさん、流石だね。資料もよくできてる。ありがとう。」

この上司の承認に、その仕事の疲れも吹っ飛ぶ。

そんな自分に酔いしれたい。

じゃっきー
じゃっきー
一度は、そう思ったことがあるかもしれません。

しかし、そこには、大きな落とし穴があるのです!

そう。自分でも予想もつかない、落とし穴が。

私が保健師をしている時、一人の後輩がいました。

名前を近藤(仮名)さん。

背が高く、長い髪を後ろでまとめ、少し口を尖らせてしゃべるのが特徴の女性でした。

彼女は完璧主義で、頼まれた仕事を寡黙にこなします。

学校の成績は優秀だったのでしょう。

人で出来ますオーラを出して、どこか人を寄せ付けない雰囲気を漂わせます。

私は、そんな近藤さんにパンフレット資料を作成する仕事をお願いしました。

資料作成を依頼する際に、

じゃっきー
じゃっきー
「その資料が出来上がったら、高木主任(仮名)に提出してね。あと、途中でも資料の内容を確認するから、いつでも持ってきて。」

と伝えました。

特別、急ぎの仕事ではなかったので任せたのですが、3日たっても4日経っても音沙汰なしでした

毎日パソコンに向かっている姿があるので作成はしているはず。

私は、近藤さんが途中経過を報告してくるまでは、敢えて資料作成に口出ししないでおこうと心に決めていました。

なぜなら、彼女も入社2年目で、そろそろ仕事の段取りができるように力をつけてもらいたかったからです。

一週間が過ぎ、突然、近藤さんから

「出来ました。」

と報告がありました。

なんとなく嫌な予感がしながらも、資料に目をやりました。

パンフレットにもかかわらず、文字が多くしかも小さい。

3つのパラグラフで構成されていますが、挿絵も少なく何を狙いにしたパンフレットなのかが分かりにくい。

じゃっきー
「あ、あの、、近藤さ、」

と言いかけた時に、高木主任が割り込んできました。

高木主任は、

これ、近藤さんが作ったの?

パンフレット作るの初めてでしょ?

誰かにアドバイスもらわなかったの?

これじゃ、分かりにくいわね。」

近藤さんは、

「私はこれでいいと思うんですが。」

と答えるが、

その返答に、高木主任がイラっとしたのが手に取るようにわかります

高木主任は、吐き捨てるように、

「やり直しさせて。」

と私に言って、部屋から出て行ったのです。

近藤さんは、ぐっと唇をしめて、怒りを抑え込んでいるのがわかりました。

そして、そのまま自分の席に静かに座りました。

 

あなたは、近藤さんの何が良くなかったのかに気付くことができたでしょうか。

近藤さんは、自分では完璧に仕上げたのですが、私や高木主任から見れば不完全であったということです。

じゃっきー
じゃっきー
仕事の基本スタンスは、途中で上司の意向やアドバイスを確認しておいた方が良いのです。

例えば、パンフレット一つ作成するのであっても、

3つのパラグラフを設けるなら、1つ目のパラグラフができた時点で上司に報告に行くのです。

『Aのパラグラフは完成しました。

Bのパラグラフの内容は〇〇で、構成は△にしようと思っています。

Cのパラグラフは内容が決めきれません。』

といったように経過報告します。

じゃっきー
じゃっきー
この経過報告がとても大切です。

すると、この時点で上司の意向やアドバイスが聞け、それを自分の思いとともに反映することができます。

結果、スムーズに仕事が進んでいきます。

実は、上司は部下に仕事を任せますが、ある程度自分の経験から完成像を描いています。

その完成像から逸脱してしまうと、部下の努力に関係なく白紙にさせられてしまうのです。

したがって、

仕事は『完成したものを持って上司に報告に行くのではなくて、1つの過程が終わった未完成の状態で報告に行く』のがベスト

だと考えます。

私の仕事のバイブル「入社3年目までに勝負がつく77の法則」の著者、中谷彰宏氏はこう言っています。

 

3つの仕事を頼んだ時、全部出来上がって「できました」と連絡を入れる人がいますが、これではダメです。

全部そろってから持っていこうとするから、全く連絡がなくて、どうなっているかわからない。

ラーメンと餃子を頼んだら、できたものから持ってこい。全部できるまで待っているな」ということです。

仕事は「報告・連絡・相談」が大事です。

しかも、その報告の仕方がとても重要だということが、お分かりいただけたと思います。

近藤さんの事例から改めてその大切さを痛感し、私の仕事の基本スタンスとなっています。

上司から仕事を任された時は、未完成の状態でも一度報告に行く

上司の意向やアドバイスを確認し仕事に反映させることで、よりスムーズに仕事を進めることができるのです。

 

【完成を持っていかない まとめ】

  1. 仕事の基本スタンスは、途中で上司の意向やアドバイスを確認すべき
  2. 仕事は『完成したものを持って上司に報告に行くのではなくて、1つの過程が終わった未完成の状態で報告に行く』のがベスト
  3. 上司から仕事を任された時は、未完成の状態で一度報告に行き、上司の意向やアドバイスを確認し仕事に反映させる

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7 才能は見せ過ぎるな

じゃっきー
じゃっきー
今まで、どこかの組織で仕事をしたことがある人なら、きっと経験があるでしょう。

若くして、才能があることを見せびらかした人が、その才能を疎まれ足を引っ張られたり、はたまた潰されたりした様を。

あなたの周りにも、そのような人が居たことがあるのではないでしょうか。

日本では、チームプレーや周りとの調和を重視する傾向があり、

組織の中で昔から「出る杭は打たれる」といったことが行われてきました。

現代でも、そういった考え方は色濃く残っているところもあると思います。

では、才能溢れる若者は、その才能を表に出さずに、平々凡々と過ごしていかなければならないのでしょうか。

そうではないと私は思います。

『自分の才能を自分で認めながら、周りとの調和も大事にしていく』

これを肝に銘じておけば、才能をふんだんに表出していいと思っています。

私の人生の参考書である「中国古典 一日一話」で著者の守屋 洋氏は、このような言葉を紹介しています。

 

其の鋭を挫き、其の粉を解き、その光を和らげ、其の塵に同じうす

(そのえいをくじき、そのふんをとき、そのひかりをやわらげ、そのちりにおなじうす)

 

厳しい時代をしぶとく生きた、かの『老子』の言葉です。

 

「この世の中を生きていくには、鋭い部分はなくしたほうがいい。

難しいことばかり考えるのも良くはない。

きらびやかに光るものがあったら、意識的にそれをぼかして塵と溶け合うように生きなさい。」

といった意味だそうです。

職場で豊かに働くためには、才能のみに関わらず自分の尖った部分はできるだけ丸くして見せ、

優しく誰にも分る表現で伝える方が良いと考えます。

もし、自分に突出した才能があったり、仕事が人より飛び抜けて出てしまっているような状況にあれば、

周囲を見渡し自分の立ち位置を再確認してみるのも良いのではないでしょうか。

じゃっきー
じゃっきー
才能は出しても良いが、その出し方や見せ方に十分配慮しておくことが必要なのでしょう。

昨今、仕事をする上で、周囲の目や考えなど気にせず前に進めばいいといった風潮があります

じゃっきー
じゃっきー
そういった考えにも、私は共感できます。

しかし、その反面で、会社など組織の中で働いていく場合には

才能や能力を鼻高々にひけらかすな

ということを、心に留めておきたいところです。

前述した守屋氏も、こう述べています。

(才能を過剰に見せた者は)一度つまづくと、寄ってたかって足を引っ張られる。

組織とは、そういう残酷な面があるということを知っておいた方がいい

と。

古代中国においても、組織や社会の中で生きていく知恵として生まれてきた言葉なのでしょう

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8 人がついていきたい人になる

  • あなたは今、上司でしょうか、先輩でしょうか。
  • それとも、後輩でしょうか、新人でしょうか。

上司や先輩、後輩、新人を見て、「アイツはダメな奴だな。」そう思ったことがある、そこのあなた。

じゃっきー
じゃっきー
少し立ち止まって、自分を見つめてみませんか?

今のあなたに人望はありますでしょうか。

今の時代は、職場を自由に出ていくことができます。

人望のない人がいる職場からは、人が必ず離れていきます

人望のない人からは、必ず人は去っていきます。

転職最盛期の時代です。

もはや、終身雇用の時代は終わり、これから会社には、

「自分の力で稼ぐ、自分はもっと成長する」ことに対する思考を止めた人が居残るようになっていく

でしょう。

私の人生の参考書「転職の思考法」の著者北野唯我氏は、有名経営者の言葉を用いてこう述べています。

 

最終的に転職するような優秀なやつは、在籍している時は、必死になって会社という「神輿」を担いでくれてるわけでしょ。

辞めるまではさ、一生懸命、会社を担いでくれる人材なのよ。

反対にね、一生この会社にしがみつくぞ、みたいな奴はさ、お神輿担いでいるふりして、ぶら下がっているだけなのよ。

人事部が大事にしなきゃいけないのは、ぶら下がっている奴じゃなくて、

3年後にいなくなるかもしれないけど、今、必死に担いでくれているやつなんだよ。

ほんとに担いでくれるやつだったら、数年勤めてくれたら、御の字じゃないの?

じゃっきー
じゃっきー
私はこの言葉にしびれました。

少し大げさかもしれませんが、自分は人事部でも何でもないんですが、

どの立場であっても、もうこの思考をもって働かないとダメなんじゃないかと思いました

さらに北野氏は、著書でこうも述べています。

強い会社というのは、普通の発想と逆なんだよ。

いつでも転職できるような人間が、それでも転職しない会社

それが最強なんだ。

そんな会社だけが、今の時代を生き残れる。

と。

私は、看護師です。

看護師は資格職業ですから、日本全国どこでも働けます。

看護業界は人手不足ですから、選り好みしなければ「就職できない」なんてことは、まずあり得ません。

ということは、裏を返せばいつでも転職できますし、いつでも辞めることができます。

そんな世界です。

「ここの職場は、違うな」と思ったら、いつでも躊躇なく去っていけるのです。

にもかかわらず、私の職場はかなり離職率が少ないです。

給料が高いわけでもありません。

この3年間で辞めた看護師はわずか2人です。

理由も、経済的にどうしても苦しいという方と、出産で故郷に帰るという方でした。

今、働いている看護師は皆さんとても優秀で、この病棟に居てくださるだけで感謝するほどです。

どこの病院に行っても通用する方ばかり。

なぜ、ここに居てくれるのだろうかと思うほどです。

前述した、「最強」の職場に当てはまりそうです。

では、なぜ、私の職場は人が離れていかないのでしょうか。

その大きな理由の一つが、人望であると私は考えています。

人を敬い、人を大切にする人が多いと思っています。

看護師主任である私は、師長に続くいわゆる病棟のナンバー2です。

じゃっきー
じゃっきー
もちろん管理者の立場ですので、人望は常に意識して自己研鑽しています。

例えば、上司やお客様にはペコペコとへつらうのに、部下や後輩、新人、そしてあなたに対して厳しくする、

そんな人を見てついていきたいと思いますか?

決してついていこうと、思わないですよね。

もし、自分がそういう態度をとっているとしたら、

それを見ている人は、その態度にとても敏感であること忘れてはいけません。

100倍は敏感だと思っておいた方がいいでしょう。

私の人生の参考書「できるリーダーはこれしかやらない」から、興味深い話を見つけました。

著者の伊庭正康氏は、このように述べています。

 

飲食店で店員への言葉遣いが横柄な人は、自分の部下にも横柄に接する。

  • 店員に、「ねえ、まだ?」とため口
  • 箸やフォークを落としたら「店員に持ってこさせたらいいじゃん。」

という人は、部下にも同じような、雑な言葉で接していることが多い。

というのです。

こういう人は、一人の「人」を、敬う・尊敬する感覚が欠如していると感じます。

実は私の職場でも数名は見受けられます。

後輩への指導、同僚への話し方などで、たまに耳を疑うような言葉を聞きます。

  • 同僚に向かって「〇〇さんに、やらせとけばいいねん。」
  • 30代の新人男性スタッフが60代の男性スタッフに「〇〇さん、アレやっといて。」

などです。

言葉遣いに気を付けるように促しますが、長年染みついたスタイルは治らないものです。

こういった人には、人はついていきません。

敏感に「この人には、ついていきたくない」と感じ取るのです。

  • では、どういった人に、ついていきたいと人は思うのか?
  • 人望を培うには、どのような行動をとっていくべきなのか?

その一つの答えがコレです。

私の人生の参考書「できるリーダーはこれしかやらない」の伊庭正康氏はこう言っています。

 

誰に対しても「立場」ではなく、相手を「プロ」として敬うことから始めねばなりません。

と。

私は相手をプロとして尊敬するために、やってもらって当たり前ではなく、感謝の気持ちを必ず言葉で表現しています

部下であっても、年上の人には看護のプロフェッショナルとして接し、

じゃっきー
じゃっきー
「〇〇していただいて良いですか?ありがとうございます。」
じゃっきー
じゃっきー
「〇〇さん、手が空いてますか?よろしくお願いします。」

決しておごらず、丁寧な言葉を用い、最後に感謝の言葉をのせます。

年下の部下に対しても、看護のプロフェッショナルとして接することはもちろん、

じゃっきー
じゃっきー
「〇〇さん、□□をやってもらっていい?ありがとう。」
じゃっきー
じゃっきー
「〇〇さん、今CT検査行ける?ありがとう、ほんまに助かる。」

といったように、横柄で威圧的な態度は、絶対とりません。

相手を一人のプロとして認めることが重要で、

そのうえで、相手にしてもらったことには「感謝する」この気持ちが人望を育むのだと私は考えています。

そして、ひいては「人がついていきたい人」になるのだと信じています。

私の祖父はこう言っていました。

実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな

と。

「社会的に偉くなっても、決して偉そうにするな」

との祖父の教えですが、

これは、例え自分が上の立場にならなくても、相手に対する尊敬の気持ちの基盤として心に留めておきたい言葉です。

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9 人の心を掴む

じゃっきー
自分が上司だから、やれ先輩だからと言って、威圧しマウントをとってくる人をあなたはどう思いますか?

確かに、上司や先輩は他の社員やスタッフよりも、経験値があって技術も熟練していることが考えられます。

しかし、それを根拠に、威張って力技で相手を威圧してマウントをとるのはいかがなものでしょうか。

じゃっきー
じゃっきー
私は、そういうやり方が好きではありません。

以前の職場に、部下に対してやたら口調がキツイ人がいました。

まあ、その部下も仕事ができる方ではなかったのですが、マイナス面を見つけると、ここぞとばかりに叩いていました。

叩かれた部下はやる気を低下させます。

今度は、やる気が無くなった部下のミスを見つけてはまた叩き、徐々にそれはエスカレートしていくのです。

じゃっきー
そこまで剣幕にならなくても良いのでは、と思うこともありました。

やはり力で抑えたものは反発するし、部下もその上司に信頼はなくなります。

力で抑え込むだけでは、人間は動かないと考えます。

中国、三国時代の天才軍師「諸葛亮孔明」が戦争の際に行った、このような逸話が残っています。

孔明が、南蛮異民族の反乱を平定しようと、兵を挙げ攻め込んだ時のことです。

敵の首領孟獲を捕らえると「もう一度出直しなさい。」と言って釈放する。

これをなんと7回も行ったというのです。

7回目に釈放された時、孟獲はこう言って頭を下げました。

あなた様の御威光は、天のように広く、その器の大きさが十分わかりました。

私どもは、以降、あなたに背くことはございません。

と。

この出来事は、七縦七禽(しちしょうしちきん)という故事になっています。

孔明は、相手を力で屈服させるのではなく、見事に心で屈服させたのです。

孔明はこう述べています。

用兵の道は、心を攻むるを上となし、城を攻むるを下となす。

と。

孔明は、勝利への道は、相手を心から屈服させることが最善であると考えていたのでしょう。

現代の社会においても、同じことが言えるのではないかと考えます。

権力を振りかざすだけの者からは、皆遠ざかって行ってしまいます。

時に叱ることも必要ですが、

それ以上に相手を思い、お互いがWinWinになれるような気遣いであったり、指導であったり、配慮が大切なのではないでしょうか。

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10 信頼は補えない

じゃっきー
じゃっきー
仕事をする上で、能力や技術よりも信頼が大切だと言えるでしょうか。

確かに、仕事をするには仕事をこなす能力、誰の追随も許さないような技術も重要ですが、

信頼に勝るものはないでしょう。

例え能力があって高度な技術を身に付けていても、

  • 性格が悪く人間関係を円滑にできない
  • 情動が不安定で周りがとても気を遣う
  • 自分さえできればいい

といった人であれば、とても大事な仕事や役割を任せられません

例をあげますと、

任せられない看護師

以前いた職場で、仕事が早いし視野も広く、

周りでどの仕事ができていないかも把握でき、それに対してフォローができる看護師がいました。

仕事の質も良くて、カルテを作成する文章もしっかり書けるし、

能力だけ見ればどこの職場に行っても現場のエースとして働けるだろうと言われていました。

しかし、ひとつだけマイナスポイントとして、気分のムラがありました。

機嫌が悪い時は、物に当たるわ、仕事が乱雑になるわ、

無口になってイライラのオーラを出すわで、手が付けられなくことがありました。

これでは、いくら能力や技術が高くても、重要な役割や仕事を任せることはできません

逆に、少々能力や技術が無かったとしても、

日々穏やかで、誰に対しても誠実に謙虚で信頼ができる人間であれば、

能力や技術を持った人を周りに置いて補えば良いのです。

じゃっきー
じゃっきー
そうすることで、重要な役割や仕事を任せることができるようになるのです。

私の仕事の参考書「人と違うことをやれ!」の著者:堀 紘一氏(東大法卒、読売新聞、三菱商事等を経てベンチャー企業の支援・コンサルティングを行う)はこう言っています。

 

信頼を得るというのは、一朝一夕でできることではない。

大きな仕事を前にして、どんなに取り繕っても正体は見破られてしまう。

地道な努力の積み重ねがあって初めて評価され、信頼されるようになるのである。

と。

信頼は不足分を補うことができません。

日々の誠実さと謙虚さの積み重ねが、信頼を構築させます。

上司や部下、同僚からの信頼があってこそ、確かな成果と成功につながっていくのです。

最後に、私は古代中国の思想家「荀子」の言葉を心に留めて仕事をしています。

 

君は舟なり、庶人は水なり。

(きみはふねなり、しょじんはみずなり)

です。

舟は、それを浮かべている水次第で、安定もすれば転覆もしてしまいます。

管理職と部下や、リーダーと仲間といった関係にも同じことが言えると思います。

じゃっきー
じゃっきー
例えば、管理職は舟、部下は水と考えます。

いくら能力の高い管理職であっても、しっかりと部下に支えられていなければ、大きな成功を収めることができません。

一方、少し能力が足りない管理職であっても、部下との信頼関係が構築できていれば、しっかりと仕事を成し、成果を出すことができるでしょう

君は舟なり、庶人は水なり。

管理職やリーダーになっても謙虚さを忘れないために、いつも心の片隅に留めておきたいですね。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

じゃっきー
じゃっきー
仕事が楽しく楽になる10の習慣でしたが、あなたはいくつ実践できそうですか?

本記事を読んだその日からでもいいし、明日からでもいいです。

どうかどれか一つでも実践してみてください。

私は悩んで本を読んで実践するを繰り返しました。

そして自分が行動してみて効果があったものを余すことなく本記事へ記載しました!

あなたがここで知った情報は頭の中にとどめておいても意味がないんです。

じゃっきー
じゃっきー
行動を起こし、実践し評価して自分の中に落とし込んでいき自分のモノとしてください

本という先人の知恵をお借りしながら、なんとか社会の荒波をくぐり抜けた10の習慣です。

あなたにもきっと役立ってくれるでしょう

最後に、これを読んでいただいたあなたの一助になることを心から願っています

じゃっきー

 

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じゃっきー

愛媛県西条市出身で兵庫県在住の「精神科」看護師長。妻と息子2人の家族4人で、のんびりと暮らす『じゃっきー』。「看護師歴12年、警察保健師歴3年、大学教員歴5年」の経験あり。『40代から素敵な人生をおくる!』モットーに「妻がオススメするストウブ鍋の魅力」「韓国ドラマ」「簿記情報」や「兵庫県の家族でお出かけ情報」を発信中!

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