ブロガーとして情報発信をしている「じゃっきー」です。
データ収集方法の書き方
- 先行文献を真似る
- ベテラン研究者に聞く
が基本姿勢となります。
その上で、データ収集方法について検討してみましょう。
データ収集方法について
データ収集方法の望まれる条件とは
- 対象者から多くのデータ(質問への回答)を得ることができる。
- データの信頼性が高い。
- 回収率が高い。
- 費用がかからない。
といったようなモノになります。
しかし、上記のような条件をすべて満たすことはむずかしく、
研究目的や対象者の特性や費用などを考えて自分の研究に合う方法を選択する必要があります。
私からは、看護研究でもよく使われている
- 郵送法
- 集合法
- 面接法
の3つの方法をお伝えさせていただきます。
①郵送法
対象者に調査票を郵送(配布)し、回答を記入した後に調査票を返送してもらう方法です。
院内であれば、院内に施錠できる回収ボックスを設けて期間内に投函してもらうようにしましょう。
同時に調査でき費用が比較的安く済みます。
私の分も書いてとか別人が記入する恐れもありそうですね。
②集合法
学校や職場など1つの部屋に集まった対象者に調査票を配布し回答を得ます。
院内であれば、病棟にいるスタッフに集まってもらい対象者に調査票を配布し回答を得ましょう。
さらに対象者の出席のもとに行うので、高い回収率が期待できます。
会場の雰囲気で対象者の回答内容が一定の方向に流される恐れもありますね。
③面接法
面接法は研究者が直接面接し質問することで、データ収集をする方法です。
個人的には、半構成的面接法が初心者にはオススメです。
半構成的面接法とは、いつくかの質問項目をあらかじめ決めておき、それをきっかけに会話を展開して情報を集める方法です。
以上、3つのデータ収集方法をお伝えいたしました。
今回は「集合法」と「面接法」の2例を示します。
集合法の書き方
朝礼終了後、A病棟にて看護師およびケアスタッフに集まってもらう。
その場で研究説明を行い、研究に参加希望の方には同意書を用いて同意を得る。
その後、参加者へ調査票を配布し無記名で回答してもらう。
面接法の書き方
研究対象となる看護師2名およびケアスタッフ2名に対し研究説明を行い同意を得る。
同意が得られた対象者に、インタビューガイドを用いて1人30分程度で半構成的面接を実施する。
対象者に同意を得た上でICレコーダーに録音し、逐語録を作成する。
まとめ
データ収集方法 まとめ
- 基本的には先行文献を真似る。
- 自分の研究に合う方法を選択する。
- 看護研究でもよく使われている郵送法、集合法、面接法などがある。
データ収集方法の記事は下記の書籍を参考にさせていただいています。
研究初心者にオススメの1冊です!
よくわかる看護研究の進め方・まとめ方 量的研究のエキスパートをめざして 第2版 医歯薬出版株式会社
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今回ご紹介しました「データ収集方法の書き方」の記事は
『看護研究の初心者必読!質的記述的研究の研究計画書の書き方』の抜粋になります。
ご参考くださいませ。
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