はじめに
愛媛県出身で兵庫県にて看護師をしながら、情報発信を続けている「じゃっきー」と言います。
日本の歴史が好きで、特に戦国時代や幕末といった背景の映画作品を観ます。
とオススメ映画をお探しじゃありませんか?
分かります。
しかし、今日はそんなあなたにめっちゃオススメの映画があるんです。
それが「日本のいちばん長い日」という映画です。
あまり戦時中の映画を観ないという方にも、俳優の皆さんの演技に魅せられ”食いるように”観てしまう、ぜひともオススメの映画です。
しかも、この作品は戦争で人々が倒れていくというよりも「戦争の継続か、終結か。」で混沌とする日本の中で、戦争を終わらすために「人々がどのように考え動いたのか」の人間模様を鮮烈に描いた映画なんです。
ハラハラドキドキする緊迫の場面はありますが、目を背けたくなるようなシーンはなく落ち着いて観られます。
まずは95秒の予告篇を覗いてください!観ずにはいられません!
Amazonプライムビデオで観れる
以前YouTubeかTwitterにて本映画の予告篇を見たときに、
と思っていました。
その映画をつい先日Amazonプライムビデオで見つけたんです(2021年9月23日現在)。
「やった〜!」と喜んで、見つけた当日に即見したのでした。
お得なAmazonプライムビデオとは
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本作品は1967年版もある
どうやら本作品には1967年版もあるみたいです。
1967年版の映画はこちら。
本映画の感想をネットで検索していますと、1967年版の映画とくらべて
- この人物がある場面でこういう場所に居てはいけない。
- 天皇の存在に1967年のモノと天と地ほどの差がある。
など色々な意見があります。
それはそれでいろんな意見が合って私はいいと思っています。
映画1つを観ても、観た人それぞれに価値観があって、意見は違ってくるものです。
昭和に撮った映画と平成・令和に撮った映画では、人々の考えやモノの捉え方も違ってくることは自然なことではないかと思います。
また映画という作品であるがゆえに、史実に基づきながらもフィクションが入っているという意識を持って観る必要があるとも考えます。
- 歴史を風化させない。
- 歴史の大筋をつかむ。
に焦点を当てれば、十分に見ごたえがありました。
戦争を知らない私には、戦争終了間際に国と国との駆け引きや、内閣と軍部の中では「人間関係がうずまいていたんだ。」と強く感じることができました。
さらにクーデターを計画する若い将校たちの日本に対する思いも興味深く観れたと思います。
戦時中の映画ではあるものの、戦闘シーンなどはほとんどなく、昭和の人間そのものに光を当てた戦時中の”人間臭さ”が表現されています。
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豪華俳優陣による素晴らしい演技
映画では豪華俳優陣による丁寧かつ迫真の演技が光っています。
映画を見終わったあと、思わず阿南惟幾をネットで調べてしまいました。
他にも
- 内閣総理大臣 鈴木貫太郎役の山崎努さん
- 陸軍省少佐 畑中健二を演じた松坂桃李さん
- そして昭和天皇役の本木雅弘さん
と素晴らしい演技に引き込まれ、2時間ちょっとの映画をあっという間に観終えてしまったんです。
今日はグッと映画に引き込んでしまう俳優さんたちの演技の魅力を、ほんの少しだけ私なりのご紹介させていただきます。
戦争の継続か、終結か。
当時の人それぞれの胸の内を感じながら、様々な価値観や葛藤を越えて日本を今に至るように努めた人々の生き様をご覧いただきたいオススメの映画です。
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映画のあらすじ
太平洋戦争末期、戦況が困難を極める1945年7月。連合国は日本にポツダム宣言受諾を要求。
降伏か、本土決戦か―。
連日連夜、閣議が開かれるが議論は紛糾、結論は出ない。そうするうちに広島、長崎には原爆が投下され、事態はますます悪化する。
“一億玉砕論”が渦巻く中、決断に苦悩する阿南惟幾陸軍大臣(役所広司)、国民を案ずる天皇陛下(本木雅弘)、聖断を拝し閣議を動かしてゆく鈴木貫太郎首相(山﨑努)、ただ閣議を見守るしかない迫水久常書記官(堤真一)。
一方、終戦に反対する畑中少佐(松坂桃李)ら若手将校たちはクーデターを計画、日本の降伏を国民に伝える玉音放送を中止すべく、皇居やラジオ局への占拠へと動き始める・・・。
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グッと映画に入り込めた演技の魅力
陸軍大臣 阿南惟幾(あなみ これちか)役:役所広司
役所さんの演技は安心して観ることができますね。
陸軍大臣の威厳がバッチリ合っています。
陸軍大臣にも家族があって、家族の中での役割、内閣での立ち位置、陸軍大臣としての役割とあらゆる場面で絶妙なさじ加減をとりながら終戦へと向かっていく1人の人間を演じられていたように感じました。
内閣総理大臣 鈴木貫太郎(すずき かんたろう)役:山崎努
山崎努さんも大俳優のお一人です。
様々な映画やドラマなどでご活躍されていますよね。
本映画を観るまで内閣総理大臣 鈴木貫太郎を知らなかった私。
鈴木首相は77歳という高齢で総理大臣になられたのだとか。
歴史でしか知らなかった二・二六事件の中で鉄砲で撃たれ瀕死の重傷をおったにも関わらず、奇跡の生還をされています。
映画ではやや足を引きづりながら、歩きにくそうに歩かれる姿などは「なるほど。そういう歴史に基づいた演技だったのかもなぁ。」と思いを巡らせられます。
また映画の中では難聴のセッティングで、相手が発した言葉が聞き取れない”素振り”などがコミカルに演じられていています。
時の首相である剛腕な感じと、どこか人間らしい模様を表現されていると感じましたね。
陸軍省少佐 畑中健二(はたなか けんじ)役:松坂桃李
血気盛んな若い陸軍少佐を演じたのは俳優の松坂桃李さんです。
日本政府のポツダム宣言の受諾を良しとせず、日本陸軍の徹底抗戦を最後まで願い、内閣の決定に抗い続けました。
映画では、戦争を終結させる政府に対して、感情を抑えこみきれずに徹底抗戦を訴える様子が演技で見事に表現されていました。
史実によると畑中少佐は純粋な文学青年であったと言われています。
松坂桃李さんの穏やかさと、時折見せる激情が畑中少佐にマッチしていたのではないでしょうか。
我が国を思い、全力の生涯を生きて駆け抜けた姿をぜひご覧ください。
昭和天皇役:本木雅弘
なんと言ってもどハマり役だったのが、昭和天皇を演じられた本木雅弘さんでしょう。
わたしも昭和天皇がご存命の間に生まれておりまして、昭和天皇のお姿ははっきりと覚えています。
厳かで慎ましいながらも、どこまでも崇高であり続ける存在。
そんな本木さんの存在感にオーラをビシビシ感じました。
まとめ
一度YouTubeか何かでCMを見て、面白そうな映画だなぁと思っていたので、今回アマゾンプライムビデオで観ることができて良かったです。
アマゾンプライム会員になっておくと本当にお得ですね。
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日本のいちばん長い日を観終えたあと
日本のいちばん長い日を観終えたあと、
「あぁ。何でみんな国を思いそれぞれの正義を持って戦って行動してきたのに、どうして散っていく必要が合ったのだろう。」
ともやもや悲しく切なくなりました。
あまり言ってしまうとネタバレになるので言えませんが、戦後も内閣の中心として、はたまた政府の若き原動力として活躍する姿を見てみたかったです。
映画を観た人それぞれが違った感情や考えを持つと思いますが、日本国や日本人が日本を守るために歩んできたこの歴史を風化させない為にも、一度みなさんにご覧いただきたい素晴らしい映画です。
俳優さんたちの演技に引き込まれることは間違いありません。
日本国の終戦の日。
その刹那の瞬間まで全力で生きた人々の”生き様”をどうぞお見逃しなく。
あっという間の157分は、あなたに何かを語りかけてくれます。
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