はじめに
本記事は、簿記3級ネット試験で「第2問は捨てるべきかどうか」についてお悩みの方に向けて書いています。
本記事を読めば、簿記3級ネット試験で
本記事からわかること
- 「第2問を捨てるべきかどうなのか?」の1つの結論が得られる
- 第2問の解き方のコツと対策方法がわかる
を学ぶことができます。


と思っている方も多いのではないでしょうか?
結論を先に言いますと、
結論
第2問は捨てるべきではありません。

また第2問は、解答する順番や時間の確保により大幅に得点をアップさせることができます。
私は2022年3月に簿記3級ネット試験に合格。
第2問で12点を取っていました。
第1問と第3問の得点だけだとしたら70点で合格ギリギリ。
試験本番では何が起こるかわかりません。
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第2問を対策し、備えておくことが合格を確実にするために本当に重要なんだと実感したんです。
今回は、私の経験をもとに、第2問の解き方のコツとその対策方法についてご紹介します。
これから簿記3級ネット試験にチャレンジする方のご参考になればうれしいです。

解き方のコツと対策方法
第2問は合格への保険
もう一度、念を押して言います。
第2問は捨てるべきではありません。
なぜなら第2問は合格への大切な保険であり、最初から何も対策しなければ、獲得できたであろう得点までも逃してしまいます。

第2問をあきらめていっさい手をつけなければ0点なので、もちろん試験結果は不合格になります。
しかし、第2問で1点でもあれば、70点となり合格となる。

簿記3級試験では「第1問の仕訳」と「第3問の精算表や財務諸表の作成」で100点のうち80点を取ることができます。
ということは、

と安易に考えてしまうかもしれませんが、そうカンタンに80点が取れないのが簿記3級試験です。
まず簿記3級試験は時間との戦いですから、第3問の当期純利益(繰越利益剰余金)の答えを出すのは非常にむずかしく、ここで3〜4点(配点は不定)をすでに失くしてしまうことが多い。
仮に4点とすると残りの点数は76点。
次に第1問の15問のうち2問ケアレスミスをすればマイナス6点であっという間に残り70点となり、合格基準点ギリギリになるのは言うまでもありません。

第2問もしっかり対策をして1点でも多く得点することが合格への道になるので心して学習しましょう。
まさに第2問は合格への保険といえます。
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解き方の「型」を理解しよう

実は第2問では出題される問題が決まっていて、解き方の「型」が攻略できれば得点につながりやすいんです。
練習問題をくり返し解いて「型」を身につけ、項目や数字が変わったとしても解答できるようになる。

では第2問でどんな問題が出題されるのかと言いますと、
- 勘定記入(固定資産台帳、通信費・租税公課、法人税・住民税及び事業税、諸会費、利息)
- 仕訳日計表
- 理論の穴埋め
- 補助簿の選択
- 伝票
といったものがあげられます。
この出題傾向を把握したうえで「型」を身につけ、解き方の流れをつかんでおくことが重要です。
試験当日に、はじめてみる問題よりも、

と感じる方が間違いなく得点につながります。
自分の得意問題を知っておく
第2問には
- 勘定記入(固定資産台帳、通信費・租税公課、法人税・住民税及び事業税、諸会費、利息)
- 仕訳日計表
- 理論の穴埋め
- 補助簿の選択
- 伝票
といった問題が出題されることは先ほどお話しました。
勉強をくり返していると、自分の得意な問題が出てきます。
「時間があまりかからない」、「解きやすい」、「いつも正解できている」といった感じです。
自分の得意問題を知っていれば、第2問をパッと見たときに

と思うはず。
その感情は気持ちに余裕をうみます。
そうなると、第1問と第3問を解くときにも良い影響がでること請け合いです。
私をはじめ多くの方は、勘定記入の問題には時間をかけて取りかかる必要があると考えます。
ですから、そのほか仕訳日計表、理論の穴埋め、補助簿の選択、伝票の問題が出題されたときは

と思えるように学習をしておきましょう。
ちなみに私の場合、試験本番でハプニンングが発生。
最後に取りかかった第2問は時間が少なく、気持ちが焦ってしまったのですが、第2問を見た瞬間に

と思っていたので、なんとか解答ができました。
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第2問は最後に解く
簿記3級では、第1問と第3問の「配点合計が80点」となっていて、仮に第2問でゼロ点であったとしても第1問と第3問で70点以上あれば合格となります。
反対に、もし第1問を解き終えたあとに、順番どおりに第2問を解いて苦戦し、第3問へたどり着けなかったとしたら。
第1問と第2問でたとえ満点だったとしても65点になり、不合格となってしまうんです。
したがって第1問と第3問を先に解いて、第2問は最後に解く、というのが簿記3級のど定番になっています。
私は1番初めに受けた模試で、この定番の解き方を知らず順番に解答し、

って本気で思いました。
それくらいこの解き方の順番は大事になってきます。
時間を確保する
簿記3級ネット試験の合格後に知ったのですが、ちまたで第2問は鬼門と言われているようです。

なぜ第2問は攻略しにくいのか?
実際に簿記3級試験を受けて感じたことは、
- とにかく第2問を考えるための時間が少ないこと
- 決まった「型」はあるものの、数ある中から2題しか出題されないこと
の2つの理由で点数が取りにくくなっているのではないかと肌で感じました。
特に第1問と第3問を解き終えて第2問を開始するときに、
「頭がパニックにならないように余裕のある時間を残せているか。」

第1問と第3問で正確な計算をし、70点以上を確保したうえで、第2問に時間を十分に残すことが重要になってきます。
まとめ
今回は第2問の解き方のコツとその対策方法についてご紹介してきました。

というテーマは、簿記3級ネット試験の受験者であれば一度は頭によぎることがあるかもしれません。
もちろん、第1問と第3問で満点をとれば配点が80点あり、合格圏内に入ります。
「だったら第1問と第3問だけに集中して第2問はオマケ程度に。」という考え方もあるでしょう。

自信を持って解答した第1問と第3問でも、ケアレスミスや問題の難易度によっては予測した以上に点が取れないことだってあります。
そんなとき第2問の出題傾向をはあくし、解き方を身につけ、自分の得意な問題を知って確実に点数をとっておくことは合格への近道になるのは言うまでもありません。
第2問は”捨てるべき”なんて思わずにちゃんと向き合って対策しておくことをオススメします。
その対策が良い結果へつながっていくと信じています。
本日の記事が簿記3級ネット試験で頑張っている方の少しでもお役に立てれば幸いです。

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