職場でアンガーマネジメントに取り組んでいます。
職場でも怒りが原因で人間関係が崩れて、めっちゃギクシャクして仕事がやりにくい事がありました。これがきっかけで怒りだけは何とかしなきゃと本気で取り組もうと思いました。
衝動的な怒りの表出は百害あって一利なしです。
アンガーマネジメントを自分で使っていく内に、これは今後私たちが生きていく上での処世術になるのでは?と思うようになりました。
夫婦関係はもちろん親子関係、職場関係、どの場面でも使えてどの関係も良好に影響すると考えます。
ただし、アンガーマネジメントを学んだからといって、誰しも最初から上手く怒りをコントロール出来る訳ではありません。怒りのコントロールは日々意識して訓練することが重要なのです。
私は2年ほど前にアンガーマネジメント研修を一度だけ受けたことがあります。それから私なりに日々訓練して怒りのコントロールに努めています。今日はその事についてお話し出来ればと思います。
目次
1 怒りから逃げる
2 怒りに点数をつける
3 他者を理解する
1 怒りから逃げる
まず私は怒りから逃げます。これが鉄則じゃないかなぁと思います。怒りって周りに伝播するんですよね。ってことはここから遠ざかることが最善の策だと思います。
私の好きな孫子の言葉に戦わずして勝つという言葉があります。内容は違うのですが、怒りと対峙して勝つことを考えるのではなく、怒りから遠ざかり冷静さを保つと似ている気がしました。
夫婦喧嘩の時に衝動的に言い合いにならないように私は一度離れます。少し時間を置いて話し合うようにしています。同じく妻と子どもが言い争っている時も離れることがあります。
あ、逃げたと思われるかもしれませんが、怒りの場面にいることで関係のない私にまで怒りが移ってしまいます。
そうならないように距離を置き、私だけは冷静にお互いの怒りの理由を聞けるようにしています。
これは職場でも同じだと思います。イライラしてる人が居るとピーンと空気が張り詰めますよね。何となく皆気配を嗅ぎ取ってスーッとその人の周りからいなくなりますよね。
私、それで良いと思っています。人間が生まれ持ったその野生の勘が怒りから自分の身を守ってくれると思います。
まず怒りから離れることが重要であると考えます。
2 怒りに点数をつける
怒りに点数をつける事もよく私が使う怒りの対処方法です。しかも完全なる主観なのですが、点数をつける事で自分の怒りを客観的に見れるのです。
0点を全く怒っていない状態として、10点を今世紀私の中で最高の怒り、寧ろ来世までも許さないくらいの怒りとします。
で、日常的にイラッとすることがあったら、あ、今ムカついたと思った時に何点か付けてみるんです。たとえば7点以上の時に怒ると決めておきます。
するとですね、ほとんどが5点以下なんですよ。
9割5分以上怒らないでいいこと気付くんです。
そうすると自然と怒らなくて良いやっていう雰囲気になってきます。すごく簡単な方法で大きなメリットがあるように思えます。
3 他者を理解する
アンガーマネジメントで大事なのは他者理解です。なんか心理学者のアドラーのような言葉ですが。自分がこうだと決めつけている部分は他者から見たら当然ではない事を理解する必要があるんです。
そもそも怒りは、相手の考えや行動が自分の中にある当然◯◯すべきというコアな信念から外れた時に起こります。
たとえば自分が新人なら当然先輩に挨拶すべきといった信念を持っているとします。そこに先輩が居ても全く挨拶しない新人がいると普通挨拶するやろ!と怒りが発生するのです。
他者理解とはこの当然◯◯すべきを△△みたいな考えもあるんだなと一旦相手の言動を受け入れるということです。そうする事で余計な怒りを発生させないことに繋げるのです。
相手の意見を即座に否定するのではなく、一度自分の中に入れてみることが重要です。そして、そういう考えもあるんだなという相手を理解する姿勢を持つことが怒りを発生させないために大切になるでしょう。
以上、あなたも使える怒りをコントロールする処世術のお話しをさせていただきました。実はこれまでお話しした3つの方法はたったひとつの怒りで失敗しないための重要箇所をクリアする為の方法でした。
それは何かというと、
怒りを感じてからの6秒間をやり過ごすための方策だったのです。
何故6秒間なのか?それは 反射的にイラッとなってから 怒りのピークが6秒間であり、それ以降は怒り自体は残るのですが、冷静さを取り戻していくからなんです。
怒りでの失敗の多くは、その6秒間の中で反射的に行われる怒りによるものです。この6秒間を上手にやり過ごす術を毎日の中で磨きトレーニングすることで、怒りによる信頼の失墜、それに伴う人間関係の悪化から自分を予防していく必要があります。
このご時世、色々なことがあなたの毎日で起こっていることでしょう。その中で直接人と会って関わっている時はもちろん、リモートで多くの方と繋がっている時にもイラっとされることがあるのではないでしょうか。
その際、たった6秒間であなたの人生に大きな損失が出来てしまわないようにこのお話しが少しでもお役に立てれば幸いでございます。
ではまた。
目次に戻る