はじめに
本記事は、今すぐ誰かに教えたくなるような「生活に役立つ知識(哲学)」を身につけたい、という方へ向けて書いています。
本記事を読めば、哲学から「生活に役立つ知識」を学ぶおもしろさを発見でき、今すぐ誰かにこの本を教えたくなります。
哲学といえば、
そういった印象をお持ちではないでしょうか?
しかし!
本日ご紹介する本、「武器になる哲学」を読んで、その思いが一新されたんです。
思い起こせば、わたしが最後に哲学に触れたのは、高校生の倫理の授業。
担任の先生が、カントだの、デカルトだのニーチェだの、有名な哲学者の名前を言って、それらの偉人たちが残した代表的な言葉を覚えるという、機械的に無意味な作業をやっていたのを思い出します。
本書では、哲学をつまらなくさせている1つの大きな要因がその無意味な作業だと言っているんです。
有名な哲学者を覚える、その結果の提示に「へ〜。」となるのにほとんど意味はない。
意味があるのは、
提唱した哲学者がその結果に至ったプロセスだった
んです。
本書を読むと、覚えた哲学者の名前や有名な言葉よりも、
と気づくことができます。
古代よりはじまった哲学は、実をいうと生活に直結した有用な学問であるにもかかわらず、日本では重要視されてこなった経緯があるそうです。
高校生のときに
と感じたものが、本書を読むと「めっちゃ今の自分にも有益やん」って思えます。
とスッと頭に入ってくるのです。
学生のときって、「どこが試験に出るの?」ってくらいにしか考えていませんものね(笑)。
大人になったらバンバン胸に刺さるんです、哲学が。
とにかく本書は「ぜんぜん堅苦しさがなく、哲学ってこんなに面白いんだ!」
って気づくんです。
著者が自分(私たち)にとって有益だという観点から書かれた本であり、哲学の歴史だとか、お堅い部分をゴッソリとそぎ落としてくれている。
そうすると、有益なプロセス(考え方)からダイレクトに読めました。
と、どんどん気になって読み進めちゃいます。
本書では哲学テーマからなんと「50のキーコンセプト」が紹介されています。
本日は数あるキーコンセプトの中から超厳選して2つだけ、わたしの学びをご紹介させていただきます。
本書の題名どおり、まさしく現代を生きるための武器(知恵)です。
今すぐ誰かに教えたくなる!生活に役立つ知識(哲学)2選
時間やスキルを提供し給料をもらう関係からの脱出
文化人類学者のマルセル・モースというフランスの学者さんが、「贈与」の課題を取り上げたというお話しです。
モースはポリネシアの国を調査して、ポリネシアではヨーロッパの「等価交換」を主とした経済活動ではなく、「贈与」の感性が土台になっていることを発見したのだそうです。
- 贈る義務
- 受け取る義務
- お返しする義務
の3つの交換活動になっており、経済活動を縮小させないための「野生の思考」でした。
モースはこの点について取り上げ、
近現代の経済システムは、贈与という慣習がなくなり、人間性を失っている
と批判したんです。
ものごとの価値が不当に高く見積もられたり、逆に低く見積もられたりする、適正な価値で取り引きされない社会問題も起こっていますもんね。
ただし、モースの調査は、南太平洋に浮かぶポリネシア地方に偏ったものであったそうです。
モースの調査のみで一般化するのはさすがにむずかしいとしながらも、「もし仮にそうであれば」という点から著者が考えを述べています。
自由に働ける時代の幕あけ
わたしたちは、今なんの疑いもなく「自分と会社」という1対1の関係性を築き仕事をし、その対価として給与をもらっています。
ここで、著者はこう指摘しています。
ネットがこれだけ普及した社会で、1対1の関係性は守り抜いていくべき価値のあるものなのでしょうか。
と。
確かに昨今ではSNSやYouTubeのようなネットが普及した結果、
- ある人の素晴らしい価値に対してファンがつき、
- 「いいね」や「コメント」、「チャンネル登録」といった形で感謝をお返しし、
- その感謝に見合った報酬が得られる、
という贈与に基づく経済体系が生まれています。
贈与と感謝の交換にもとづく関係性は、とても健全な充実感と自己効力感を贈与した人に与えてくれる
と著者は述べています。
「自由」は幸せへの道なのか!?
自由は幸せへの道なのか?
そう言われると、
と、疑いのない気持ちで自由を求めて突っ走っている私は、ちょっとたじろいでしまいました。
エーリッヒ・フロム(ドイツ出身の哲学者)は「自由からの逃走」という奇妙な言い回しをして、自由に対する認識にゆさぶりをかけてくるのです。
自由とは、奴隷解放、宗教改革、明治維新、といった各国で多大な犠牲を払いながらつかんだ非常に高価なもの。
フロムの考えはこのとおりです。
自由は耐えがたい孤独と痛烈な責任をともなう。
これらに耐えながら、自由を願い求めることによって望ましい社会が生まれる。
しかし、必然的に生み出される孤独と責任の重さに人々は疲れ果て、
高価な代償を払って手に入れた自由を捨てて、全体主義を選ぶものもいる。
つまり、
自由から逃れて権威にしたがう者も一定数いるということ
です。
フロムは、
自由に生きるには、自分自身でものを考えたり、感じたり、話したりすることが重要である。
何より不可欠なのは「自分自身であること」について勇気と強さをもち、自我を徹底的に肯定することだ。
と述べています。
著者は、
自由というものが突きつけてくる重荷に対して、私たちは訓練されていない。
と言っています。
誰かにしたがって、「指示されながら生きていく方が楽だ。」という考えの方もいらっしゃるでしょう。
わたしの妻も、
なんてよく口にしています。
- 孤独と責任を受けとめながら生きるのか
- はたまたそうではない生き方を選ぶのか
- 自由な生き方について考えるとともに、子どもたちに向かっても教養として高めていくのか
選択肢は無数にあります。
と思って突き進んでいた私も、パッと手をとめて少し考えましたね。
「今すぐ誰かに教えたくなる!生活に役立つ知識を身につける本をご紹介」まとめ
哲学というと、
って思ってしまいますよね。
そう思ってしまう理由は、自分が学生のときに受けた授業が、試験を前提にしたものであったため、哲学者の名前とそれに関連した言葉や著書を覚えただけだったからです。
ですから、
「哲学」=「つまらない&実用的でない」
に変換されてしまったのだと思います。
現代社会において課題となっていることについて、より深く考える機会を与えてくれるモノだなと感じました。
しかも、今回ご紹介した本「武器になる哲学」は歴史をおって哲学者たちを紹介しているものではなく、著者が実用的だと考えた50のキーコンセプトにしぼられていて読みやすいんです。
カンタンにいうと、50の短編作品が一冊に入っているという感じです。
ぜひ身になる哲学を学んで、自分らしく生きるための武器として使ってみてください。
読書はAmazon Kindle Unlimitedが本当にオススメ
私は2023年1月の目標に、
今年から毎月「第1月曜日」と「第3月曜日」は、オススメの本を紹介する
と掲げました。
Twitterにも、またまた宣言してしまいました。
おはじゃっきー☺️✨
今年の目標を追加します!
1️⃣簿記2級合格→達成💮
2️⃣看護転職ブログを完成させる
3️⃣FP3級をとる
4️⃣毎月第1・3月曜日は雑記ブログで本を1冊ずつ紹介する
以上です。
私の遅いお正月も今日まで。
はりきっていきましょう‼️
ではまた😉👍✨#ブログ初心者と繋がりたい#簿記3級— じゃっきー主任@挑戦者✖️認知症看護師✖️ブロガー✖️投資家✖️簿記2級取得のハイブリッダー (@Jackey2706) January 8, 2023
本を読むと決めたからには、ガッツリ読んでみなさんに、
- こんな学びをしたよ
- 本からこんな行動をしたよ
- 本気でおもしろかったからオススメだよ
と紹介していきます。
本って安いものでも1冊1,500円から2,000円くらいはするので、本が読みたいと思っても高くてなかなか買えないですよね。
そう思うと、読書なんてムリムリってなっちゃいます。
って思うかもしれませんが、
- 図書館に行くのも時間を取られますし
- 開館時間も決まってるし
- 本を探すのにも時間がかかる
となって社会人の私には読書を遠ざける要因になってしまいます。
便利でお得なAmazon Kindle Unlimitedの魅力
Amazon Kindle Unlimitedの魅力は
魅力
「安い、早い、すぐ読める」
の3点セットです。
月額980円を払えば、200万冊以上の本が読み放題。
スマホ1台あれば、その場で本屋に早変わり。
「ピッ」とダウンロードすればすぐに本が読めちゃう。
私はリビングでコーヒーを飲み、お菓子をつまみながら、リラックスして本(マンガも笑)を読んでいる時間が好きです。
以前、紙の本ものぞいて見ようと思って、久しぶりに近くの本屋に立ち寄りましたが、
あれもこれもAmazon Kindle Unlimitedでダウンロードできる本やん
ってなったこともあります。
本屋で買えば5,000円以上でしたが、Amazon Kindle Unlimitedだと980円ですからね。
しかも、初めてご利用の方は30日間の無料体験が可能です。
無料体験中に、もしキャンセルされたとしても費用はいっさいかかりません。
本を読まないサラリーマンは、剣(武器)を持たない勇者と同じ
だと、あるインフルエンサーさんが言ってたのを忘れずに読書を大切にしています。
Amazon Kindle Unlimitedはこちらからお申し込みできます。↓
無料体験からはじめよう